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スレッドNo.1157

奇巌城のルパンと猫と春の雲

杜人さん、ハジメ2018さん、僭越ながらケース・スタディにさせていただきましたが、わたくしは俳句を「ハイヒール」で学び始めて半年ほどで、馬場龍吉さんから、わたくしの地元である鎌倉で吟行句会をやるので参加しないかと、二十年近い俳暦を持つ句集も出している初対面の俳人たちの吟行句会に参加して、吟行って何?実際の句会ってどうやるの?と何も判らずにわたくしとしては初めての吟行に緊張しましたが、ハイヒール句会で鍛えられていたので、ちゃんと俳句も作り披講でも無選にもならずにすみました。きっこさんの指導通りに無我夢中でやってきたことが間違っていないどころか通用したことは大きな自信になりました。というか、純粋にインターネット育ちの俳人はわたくしひとりだけだったというのが珍しかったようで、わたくし以外は全員、何らかの結社や同人誌に所属しており、これがまたどろどろの魑魅魍魎の世界らしく、わたくしはそういうしがらみがゼロという清い体の珍獣なので(笑)、どこだろうが自由に出入りしてもお咎めなしのフリーパスでしたので随分色々な俳人たちや編集者たちとも交流しましたが、後期高齢者まであと少しの年頃になると、独楽の世界に戻って「ハイヒール」の軒先で餌をもらっている老猫の余生です。

ですから、俳句世間に戻ることはないのですが、これだけは押さえて置いたほうがいいですよというポイントはアドバイスしますのでお役に立てば幸いです。

>春の雲跨ぎ覗く国ガリバー 兎波

兎波さんは着眼点は素晴らしいのに音数律の感覚が変だよねえ。盆踊りは踊れるけどタンゴだと男の足をハイヒールで踏みまくりかねない。575ではなく5+12の句跨りになるから、12音を一気に読もうとすると読む方は12音を75で読もうとするから。国が意味的に「く」と「に」に分断されてつかえてしまう。

  春の雲/跨ぎ覗く国ガリバー(はるのくも/またぎのぞくく/にガリバー)

先ずは575の音数律で詠めないか、こびと国をまたぐガリバーに春の雲を取り合わせるといった方法も試してみるといいと思います。

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