梅園へあとひといきの坂伸びる
>一本の木から白梅と紅梅を咲かせた盆梅
観梅の名所、京王百草園は、遅咲きの梅で「思いのまま」という一本の木なのに白と紅の両方の花びらをつける品種が珍しくて、つるし雛やつるし飾りが展示される二月末によく吟行に行きましたが、「一本の木から白梅と紅梅を咲かせた」というのは接木の盆梅ならではで、盆栽は老人のするものだという先入観がありましたが、府中市郷土の森博物館の梅園の野外盆栽展には小学生の作品も展示されていて小学生なのに趣味が盆栽かよと仰天しました。しかも素人のわたくにはとてもとても見分けの付かないくらい良く老成した盆梅でした。末恐ろしいわい。例年では関東は二月中旬から本格的に咲き始めるのでこれからですが、明日東京は雪になるので自転車には酷な日ですが、梅に雪はなかなか見られないので山茶花と雪の対比など俳人魂としては這ってでも見に行かなければ。