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スレッドNo.1516

揚雲雀モナリザの皺囃しけり

もう五十年ほど前になるけれども、『林達夫著作集』の『精神史への探究』のモナリザの微笑みの注釈で、詩人であり評論家としても「フランスの知性」と言われたポール・ヴァレリイだったと思うが「たかが顔の皺のごときに」と苦々しく書いていたのに腹を抱えて笑ったことを思い出しました。当時はモナリザってどこが美人なのか眉無しのオバサンみたいで不気味でアングルの裸婦像『泉』の方がよっぽど美人だと思っていたから、たかが顔の皺のごときにという皮肉はルーブル美術館で実物見ているフランス人も本音はそうなんだとおかしかったのだ。まあ、無茶苦茶な映画『新解釈・三國志』で絶世の美女貂蝉の役を渡辺直美が演じ、当時の感覚では「絶世の美女」を「時代考証的美女」として納得しようとする大泉洋演じる劉備玄徳が驚いたようなものか(おいおい)。

澤好摩(句)河口聖(画)展は俳壇や画壇の人たちが多数来廊してくださり(通りすがりのアイルランドやオランダからの来客も)、展示や接待をわたくしが務めたので大盛況のうちに終わり安心しました。画廊のスタッフが動画をアップしましたので、御覧いただければ幸いです。

  澤好摩句・河口聖画展 失われし時を求めて2023
  

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