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スレッドNo.172

幸せの目線の低し蟻と句と

昨日は働き尽くめだったので「休館日」をいただいたので気づきませんでしたが、「きっこの青空掲示板A」は、多分、きっこさんが基本設定の投稿キーを編集キーと間違えて設定したのか、きっこさんに緊急通報したので調べてくれるまで待ちましょう。基本設定を開いただけでデフォルトに戻ってしまう設定もあるので、そこは注意していただいてはいると思うのですが、きっこさんが管理しているので御本人の確認を待ちましょう。無聊しのぎに「休館日」に各掲示板の猫髭好き句を渉猟しましたのでお楽しみください。

     ☆俳句deしりとりC掲示板(猫髭好き句)☆

浜木綿ののたうちまはる暴風雨 きっこ 
◆のたうちまはるのインパクト。

蝋燭に攻められ回る走馬灯 兎波
◆ねずみ部屋チックで面白い。

一本の棒の如くに夏の雲 杜人
◆写真は写真、俳句は俳句でいい味を出している。

広島といふ八月の赤い花 茂雄
◆わたくしは広島忌とか長崎忌とか十把一絡げに個人の死を扱うような言葉は苦手なので、こういう「季語」に無理をさせない詠み方の方が胸に沁みる。

短調の音で始まる夜の秋 ぴのこ
◆確かに夜の秋にはChopin Prelude in E minor Op.28-4がよくにあう。

三伏の風を聞き分け猫眠る 兎波
◆『夏への扉』の夏大好き猫の護民官ピートを想起する。

眠り猫彫り終へ甚五郎昼寝 きっこ
◆講談『竹の水仙』に出てくる甚五郎を彷彿とさせる。

窓ろんでゐる猫ろんでゐる仔猫 茂雄
◆茂雄さんが駄洒落句詠むとは面白し。

日盛や鴉と猫の対峙して ラスカル
◆なかなかの取り合わせ。

別宅の土管に螺旋蝸牛 兎波
◆土管が別宅で、くつろいでいるのが螺旋蝸牛?って・・・飛んでる俳句。

立秋やピエロはひよいと球に乗り ラスカル
◆ああ、この軽みは立秋と響き合うかも。

老犬の鼻水たらす残暑かな 真知貝
◆犬は舌からしか暑さを逃がせないが、鼻水垂らすほどの残暑とはリアル。人間が垂らすと冬の季語となる。
 「洟水をあなた垂らせばわたくしも 境野大波」

文字積み木積んでは壊す西鶴忌 兎波
◆森銑三は使用語句の検討から西鶴が書いたのは『好色一代男』一冊のみであとは弟子筋が書いたものに関与しただけだと言っていたが、それを知った時にはもう既に代表作のほとんどを読んでいたので今更言われてもと思ったが、確かに圧倒的に面白いのは『好色一代男』とはいえ、『男色大鑑』だったか「男色女色、色道に変はりはあるまじきものなり」などはなるほどねえと感心した。長谷川かな女の「西鶴の女みな死ぬ夜の秋」が余りにも名高いが、西鶴忌の句ではこの句が白眉だと思う。猫髭☆☆☆。

かなかなや平仮名だけで書く手紙 撫子
◆なるほど。

かなかなやカタカナとひらがなで鳴き 兎波
◆なるホド。

かなかなや鉄の匂ひの井戸の水 ジーナ
◆井戸の底に蜩の声が反射する。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月14日 04:37)

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