親亀に子亀孫亀日向ぼこ
ラスカル誕生日おめでとう。来年は国が太鼓判を押す前期高齢者入りだねえ。(*^▽^*)ゞ。
>楽しいやら恥ずかしいやら。
え、これ全部ハジメ2018さんの句だったの!なんか変だなあと思った句はピックアップしていたけど作者は気にしていなかったから明らかにタイポと思える句は指摘はせずに引用の際にそれとなく直しておくだけですが、不埒な日本語は見過ごせない性分なのでゴメマムシ。
Suzumeさんの母恋と恋多きかをりさんが続いたので恋の句の流れで読んでみたので、夏目漱石が授業で「日本人はI love you(我君を愛す)などとは言わない。「月が青いですね」(月が綺麗ですね)でいいんだ」といった逸話を俳句では踏襲する、いわゆる芭蕉の「匂い付け」(連句の付け合い手法の一つで前句と付句との間に気分・情趣の照応や調和をはかる付け方)である。この漱石の逸話は『舞妓さんちのまかないさん』という漫画ドラマにも出て来るし、六月に出た池田澄子『月と書く』(朔出版、2860円)のタイトル句、
逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄子
にも響いていると思う(荻窪のとあるBARで酒を飲んでいたら偶然お澄さんがこの句を短冊に書いていた)。いい句集である。「恋の至極は偲ぶ恋と見立て候」(『葉隠』)。
とはいえ、きっこさんは今朝のメルマガで亡くなったKANさんの『愛は勝つ』が青春時代の愛唱曲で日本人なら子どもからお年寄りまで知らない人はいないと書いていたが・・・すみません、わたくしTVないので知りません。愛はカツなら阿佐ヶ谷の「かつ源」の常連なので毎週「上ロースカツ定食+メンチカツ一個」の猫髭スペシャルを食べているので異議はないが「愛は勝つ」は昭和ばんから男には赤面して穴に入りたい気分。村田英雄、春日八郎、三橋美智也が「ロッテ歌のアルバム」で那珂湊に来たときは最前列で感涙にむせんでいたガキでしたから。三波春夫のデビュー第2弾「チャンチキおけさ/船方さんよ」は我が7歳の愛唱曲で今でも歌えます。♪お~い、船方さん、船方さ~んよ~は毎日那珂湊港のマイクで流れていました。愛、ケッ!言えてもせいぜい「惚れた」ぐらいかねえ、言ったことないけど。お呼びでない、こりゃまた失礼しましたシャボン玉ホリデーだねえ。でも今どきの歌手でも「愛」を連呼しないYOASOBIやAdoは大好き♪
ラスカルやかげおさんレベルの句集の校正は苦にならないが、冥土の土産に句集を編みたいという初心者の校正は添削が必要になり、これが一番難しい。ハイヒールに参加しているレベルなら作者の句意を損なわずにアドバイスぐらいは出来るが、575の音数律と音韻律が身についていないレベルだと作者の添削は添削というよりも介護をしているようで命懸け。(*^▽^*)ゞ。
『きっこ俳話集』正編「第二十八話 添削指導とは?」にあるように、俳句を良くしようと思った添削が初心者には「自分の句ではなくなって改竄された」と逆ギレされて裁判沙汰になったことが実際にあったように「作者の句意を無視した添削は添削ではなくなる」からで、きっこさんが主宰のハイヒールではきっこさんだけが添削の権利を持っているのでわたくしのは越権行為にあたるが、きっこさんの教えを守って作者の句意を尊重してアドバイスしているので大目に見てほしい。ハジメ2018さんには大人対応で受け入れてくれたのでこちらこそ感謝です。ただきっこさんの薫陶のお蔭で当代一流の俳人たちから一応のお墨付きは得ているのでハイヒールの看板に泥を塗るようなことはしていないつもりです。
そうそうきっこさんの最近のマイブームは阿波野青畝の遺句集『宇宙』だそうで、力の抜け加減が絶妙と言っていたので早速私も4750円が1220円という安さなので長崎の古本屋から取り寄せたら凄い豪華本で、ぱっと適当に開いても
ポンコツの山の高きをな登りそ 阿波野青畝
といった思わず破顔一笑する楽しい句に出会えるので校正の疲れが抜ける毎日です。(*^▽^*)ゞ。