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スレッドNo.3135

夏空へ水族館のイルカ跳ぶ

イルカの句で思い出すのは、

  ベランダに海豚くる日のための音楽 中村裕(なかむら・ゆたか)

という句で、三橋敏雄のお弟子さんで『石』というおそろしく活字に凝った句集を出していて、『名句で味わう四季の言葉』(小学館)『やつあたり俳句入門』(文春新書)『俳句鑑賞450番勝負』 (文春新書)『疾走する俳句ー白泉句集』(春陽堂)をはじめ口は悪いが、わたくしも頼むから陰口にしてくれと言われるほど表口が毒舌だったので馬が合ったのか、希少な『石』をくれたので、わたくしもお礼に『疾走する俳句ー白泉句集』(春陽堂)の書評を「週刊俳句」(2012-09-16)に掲載したことがあるが、句集の白眉がこの海豚の句で、師匠の三橋敏雄は気に入った句は玄関に色紙で揮毫して飾る癖があり、この句も三橋敏雄の家に飾られたそうで、わたくしも絶賛したが、三橋敏雄からは「君は第一句集で生涯これ以上の句は詠めない句を詠んでしまったなあ」と言われたそうな。

中村裕さんは癌で2017年に亡くなられたが、ハジメ2018さんのイルカの句で思い出したので、今でも覚えている好きな句なので記しておきたい。イルカはわたくしも江ノ島水族館が近かったのでよく娘を連れて遊びに行ったが、間近で見るイルカの目は血走っていて凶暴だったので親子で震え上がった。(*^▽^*)ゞ。

写真は躑躅の花に混ざる姫檜扇(ひめひおうぎ)。

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