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スレッドNo.811

赤外線炬燵ノ中ハ宇宙船

子どものとき、四畳半の真ん中に掘り炬燵があって、それが赤外線炬燵になったので中で丸まるとオレンジ色の暖かい世界が宇宙船の中にいるように感じられた。その昔は七輪に炭団を入れていたので中は一酸化炭素だから部屋も隙間風を入れて換気に気を配っていたように思うが、赤外線はその心配はなく目に悪いからもぐるなと言われたが、子ども心に神秘的で面白かったという思い出がある。

拙句は『三冊子』に曰く「巧者に病あり。師の詞にも、俳諧は三尺の童にさせよ、初心の句こそたのもしけれなどなど、たびたび云ひ出られしも、皆巧者の病を示されし也」の「俳諧は三尺の童にさせよ」の現代版見立ての句というところか。炬燵の句では、

  炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波

の句が、きっこさんが真っ白なキャンバスに下に炬燵、上に嵐山だけが描かれている絵のようだと、どこかで「俳句の余白」の大事さを言っていたのを見事な感賞だと鮮烈に記憶している。

写真は愛媛八幡浜特産「甲州百目」(蜂屋柿)の500g以上の大きさを選んだ「富士柿」で日本一でっかい。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年11月24日 03:46)

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