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スレッドNo.948

イブの日の七面鳥の筋を切る

クリスマスには七面鳥が売り出されるので骨付き腿肉を買ってくるが、鶏と違い大きくて筋が硬いので筋切りしないと身離れが良くないので下拵えに時間がかかるが、年に一度なので珍しいので食べるが、やはり鶏の方が調理しやすい。日本では見たことが無いが、アメリカで食べた七面鳥のハムは重厚な味でおいしかった。わたくしはスーパーはどこもイブには大量の鶏の骨付き腿肉を売っているが高いのでクリスマスが過ぎて半額になった売れ残りを毎年沢山買って冷凍しておく。エロール・フリン主演の映画『ロビンフッドの冒険』を子どもの頃見て以来骨付き肉が美味そうと刷り込まれた所為で、誕生日とクリスマスに骨付き鶏の腿肉が定番となって、鶏だけでなく骨付きであれば兎や豚のスペアリブや羊のチョップなどいわゆるジビエ(狩猟で捕らえた野生鳥獣)料理も大好きで、海外出張時には鹿やバッファローや牛肉のTボーンステーキもぺろりと平らげていて、野生の鴨にオレンジソースとか鹿肉にブルーベリーソースとか、ジビエを果物のソースで食べる調理法は臭みが消えて華やかな深みがあり感心した。中国の潮州料理にも若鶏のチキンの香味揚げを蜜柑のソースで食べる調理があって、果物のソースはジビエが苦手な人でも美味しいと食べていたから日本の臭み消しとはまた違う華やかさがあるが、わたくしはジビエをそれぞれの肉の味として味わうので臭いと思ったことが一度もないから、魚でも白身魚は食べても青魚は苦手という人も特に女性に多いので、海に繋がれて育った者は男女老若当たり前のように食べているから育った風土の違いはあるだろう。わたくしでも沖縄でどぎつい赤や青や緑の魚は初めて沖縄に釣りに行ったときは、金魚や熱帯魚のでかいのみたいで食指が動かなかったから。

それにしてもコロナ禍や円高、戦争の影響で景気が冷え込んでいるせいか、車椅子を押して商店街を歩いているとお客が今年のクリスマスは静かだねえ音楽もないと言われてみればいつもはもっと派手でジングルベルが鳴り渡っていたようで夜はぎとぎとの電飾が家や樹にまでほどこされていたが、サンタの格好をした店員が店の前でクリスマスケーキの箱の山を打っている姿も見かけず、22日の冬至のスーパーも冬至南瓜が山積みで通りを柚子湯の柚子を提げている家族が多かったが、クリスマスの雰囲気は余り感じなかった。海外のクリスマスは静かで教会や自宅でやるから街の電飾も金色だけで通りの樹木も飾られており、音楽もない。やはり世相が暗いとクリスマスどころではなく、日本古来の年末年始のお正月の方に傾くのだろう。とはいえ、杜人さんの電飾のど派手な写真もあるのでところにもよるのでしょう。

ぴのこさんの王羲之の臨書って永和九年で始まる「蘭亭序」かしら「十七帖」かしら。「蘭亭序」はわたくしも書道部でしたのでいきなり臨書をやらされたことがありましたが、書道史上最も有名な書ですから初心者には無謀で好きにはなれませんでした。一応、中国と日本の書道史はすべて目を通しましたが、わたくしが最も感銘を受けたのは橘逸勢(たちばな の はやなり)で『伊都内親王願文』(いとないしんのうがんもん)には恍惚となりました。あとは三色紙ですね。『継色紙』、『寸松庵色紙』、『升色紙』の仮名書が素晴らしく、殊に『升色紙』のふくよかさと散らしの美しさにぞっこんでした。ハジメ2018さんが仮名の臨書の趣味があるとは素晴らしい。歌人の塚本邦雄が仮名書きの能筆家で、彼の短歌も素晴らしくわたくしはほとんどの歌集や歌論、随筆を持っていますが、書家でない能書家としては文壇随一だと思います。俳人の色紙も持っていますが、味のある字という趣きで、塚本邦雄のような王朝仮名の気品のある達筆はまだ見ていません。一人だけ例外がいて、河東碧梧桐の書だけは書道家のレベルを超えたオリジナリティ溢れる日本書道史に残る天才の書なので別次元の別格です。ハジメ2018さんの臨書は歌聖「柿本人麻呂」の平安以降の「人丸」の作品かとお見受けしますので、仮名は変体仮名も含め自在に書けるのでハイヒールの能筆家として王朝仮名の道を歩まれんことを。

ちなみにわたくしは篆刻・篆書の第一人者保多孝三先生に手を掴まれて篆書を書かされて雷に打たれた如く感動し、以来甲骨文字の篆書篆刻に嵌まってしまったので未だに篆書まがいの他人には判読が難しく自分でも時々判読不能のくるくる女学生悪筆です。(*^▽^*)ゞ。

写真はクリスマスになるとフランスの「シブール・ソーセージ」で作る猫髭式ポテで、体を温めます。沢山作るので、途中でトマトを入れて味変を楽しみ、最後は中村屋のカレー粉を入れてカレーにします。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年12月26日 01:03)

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