弦歌(いとうた)の黒髪流れ路地の雪
今朝は東京の杉並区から練馬区へ自転車で走っているとちらちらと雪が舞って初雪でした。積もるほどの雪ではなく走っていると幽かにぴしぴしと雨ではなく雪の礫の感触で睫毛に当たっては積もることなく消えてゆくほどの初雪で、拙句は次女の住む京の雪を想像した絵空事。舞妓から芸妓へと変わる時期に一度しか舞わない地唄舞「黒髪」は有名なので映画やドラマで見聞きしたひともあるかと思いますが、芸妓遊びも京おどりも誘われても東男のバンカラだったわたくしはすべて断っていたので誰でも行けるわけではない場所に出入りできる機会を全部断るわたくしは俳句仲間からでくのぼう扱いされて、いま考えると行っていれば俳句のネタになったかとも思いますが、残念ながら俳句などゲートボール文藝で棺桶に両足突っ込んでいる爺婆がやる活きの悪いものだと洟もひっかけなかったので素通りしていました。勿体無いと言われても、結局「ガラじゃねえ」。じゃあ、京にいるときは何してたのというと古本屋通いと錦小路の市場通いでした。あとは漬物の豊富さ佃煮の山椒が効いた旨味や野菜の美味しさ。なんで「おたべ」なんぞが京土産なのか。まあ、もっとおいしいものが一杯あるのに東京土産が油ぎとぎとの「歌舞伎煎餅」とか、広島のもごもごした味の「もみじ饅頭」とか、どうも「名物に旨いものなし」を全国で擁護しているとしか思えない。博多名物の「辛子めんたい」もわたくしが生まれた大洗で作ってるのになあ。とはいえ、わたくしの育った那珂湊(今はひたちなか市)は日本一(=世界一)の「乾燥芋」の産地でも「乾燥芋」が世界一で誇れるかなあと微妙・・・。
携帯にスマホ・・・わたくしは「都会のロビンソン・クルーソー」だから、電話はほとんどしないので、ハイヒールでわたくしの声を聴いたのは御近所だったラスカル一匹だものにゃあ。(*^▽^*)ゞ。
アリソンさん、御挨拶が遅れました。ハイヒールの軒先できっこさんから餌を貰っている野良猫の猫髭です。五十二歳の時に御自由に生きたいと仏壇に入る前に俳壇に立ち寄りました。もう年なので上達は論外の不肖の弟子ということになりますが、年の功で無駄な雑学は豊富ですので「枯木も山の賑わい」というわけです。ところでアリソンさんのハンドル・ネームの由来はなんなのでしょう。カタカナ名はハジメさんのように普通名前をカタカナ表記にすることが多く、ラスカルのハンドル・ネームはスターリング・ノースの小説をアニメ化した『あらいぐまラスカル』からわたくしが薦めた由来があるので、ひよっとしたら時雨沢恵一の小説『アリソン』の主人公の少女にちなんだのかなと思ったのですが・・・。
>初氷朝陽しづかに溶かしけり アリソン
アリソンさんの初投句は去年の12月20日で「朝陽(ちょうよう)」をあさひと読ませる俳人にはない感性に瞠目しました。「溶かしけり」は強すぎるので「溶かしをり」でいいのではないかと記憶しています。アリソンさんの文面は確かに覚えているのですが、作品主義なので俳句は覚えていても文面は作品ほど記憶に残らないのですが「本名」に由来と聞いて、あ、そうだった、アリスを連想したのを思い出しました。失敬失敬。笑ってごまかせ自分の失敗。(*^▽^*)ゞ。
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きっこのメルマガを通してファンレターを書いたところ句会にお招きいただき最近ポツポツと投句しておりました。気軽な場所だと勘違いして自己紹介もなく飛び込んだので、みなさんも「こいつ何者?」と思われたのではないでしょうか。大変失礼しました。恥ずかしいばかりです。きっこさんと同世代で、九州の南の方に在住しております。ハンドルネームの由来は本名をもじったもので、全く文学的ではありません。俳句もまだ始めたばかりですので下手ですがよろしくお願いします。
猫髭さんおはようございます。
あれ?私の返信届いてますでしょうか?名前の由来を書いたのですがなにぶん不慣れなもので。