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スレッドNo.1723

紙ヒコーキのひこうき雲のみをつくし

ユーミンが荒井由美だったころファーストアルバムが出たのが『ひこうき雲』でした。わたくしが下宿していた先の大家の娘がレコード会社の上司から「今度新人のデビュー作を出すんだが売れるかどうかわからないので若い人の意見を聞きたいのでどう思うか聴いてくれないか」と視聴盤を預かってきたが困ってしまい下宿していたわたくしに意見を求めてきたので聴いてA面1曲目の「ひこうき雲」からびっくり。バラードからアップテンポから全曲作詞作曲ですべて新しく、しかも素晴らしい。「紙ヒコーキ」はB面2曲目。絶対売れると太鼓判。若い人がいいと言うならとおじさんたちもGOサインを出したら、これが若者に受けて、二枚目の『MISSLIM』(ミスリム)も視聴盤聴いたら素晴らしいのなんので、これまたヒットで『あの日にかえりたい』のシングルで大ブレークで、これは心底痺れました。「海を見ていた午後」の喫茶店「ドルフィン」もよく知っているのでユーミンと知らずに同席していたかも。大家の娘も面目をほどこしたが、わたくしは田舎に帰ってしまったので、新人歌手の意見を聞かれたのは、再上京してコンピュータの開発をしていたら部下の伯父さんがレコード会社の偉いさんで姪の上司ということで贔屓にしてくれて、わたくしが音楽に詳しいので相談されて推奨したのが大橋純子でした。大橋純子は歌は上手いのにヒット曲にめぐまれずにいたが、二枚目のアルバム『ペイパー・ムーン』の視聴盤を聴いてA面6曲目の「やさしい人」(詞:松本隆、作曲:筒美京平)に痺れまくり。絶対ブレークすると太鼓判。これまたタイトル曲がヒットして、ヒットすると大御所がつくから『たそがれマイラブ』(作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平)も大ヒット、来生えつこ作詞・来生たかお作曲の姉弟コンビの『シルエット・ロマンス』も最高。彼女は驚異的な歌唱力を授かっているのでじわじわ来るのよねえ。のちにわたくしがバーテンダーになった頃、来生えつこさんは俳号が「猫舌」でお店に毎月来ていたので彼女が参加する句会ではいつも来生たかおのベストCDをかけていました。一曲目の「夢の途中」の「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束」の歌詞には何度聴いても痺れます。あ、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」(「夢の途中」)も可愛くて歌もうまくて痺れました。

来生えつこさんの俳句も、

  朧夜の溜息ひとつ聞きもらす 猫舌

にはプロの詩人の凄さに溜息をついたなあ。

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