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スレッドNo.364

ときめきか動悸か老人の日来る

国分寺の恋ヶ窪の畑を臨んだ一軒家に暮らして国立の一橋大学の生協の書店とレコード店をアルバイトなのに本もレコードも恐ろしく詳しいというのでどちらも任されていた頃、カメラに凝って暗室を作って現像して遊んでいたら、カメラを教えてあげた友人がヌード撮影会に行かないかと誘うので、二人とも独りでそんな場所に出かける勇気もなかったから連れ立って行ったが、裸のモデルを遠巻きにして「こっちに目線下さい」とか声がかかってぱちぱち撮りまくる異様な雰囲気に気圧されて何を撮ったかろくに覚えていなくて現像しても、ピーマン撮ってた方が色気があるよなあと思えたほどだから、ヌード会には二度と行かなかった。まだ上野の西洋美術館のマイヨールの「地中海」というトルソのケツに触っていたほうがマシだった。温かそうなのに冷たい。あたりめえだろ、ブロンズなんだから。今はときめきか動悸か判然としない。来月は老人の日か。いやおうなく来るなあ。

やっと「きっこ俳話集」正編全45話アップ終了。ちかれたびー。次は裏編にチャレンジ。また水曜に。

>「自分に対する不安」

「不安とは死に至る病である」とキルケゴールは言ったが、昔から悩みがないのが悩みかなあと「若きウェルテルの悩み」とか若者は悩めるのが当たり前のように言われるが、ねえよ、んなもん。多分わたくしが特異な生い立ちをしているせいか二十代という青春時代がわたくしにはない。家業が倒産寸前で大學をやめて十年近く板金工として正月も休みなくタツキを立てるのに精一杯でしたから軌道に乗った時にはもう三十だった。若いときに好きなことが出来なかったということは何をやっても若さが食い散らかすように熱狂しては冷めるという無謀が終わっているから、仕事のように倦むことなく最後までやり遂げるという習性が身について、海に石を投げるようなもので石は沈むばかりだが沈まなければ海の深さがわからないように、若いときに出来なかったことが倦むことなく深く広く蓄積されて絡まるので、ひとつの知識がずるずる関係することにつながり、猫髭が出来上がったらしい。きっこさんに「あなたはひとから教わるタイプじゃなくて自分でやって体で覚えるタイプですね」と放し飼いにされましたが(笑)、わたくしは「総てを自分自身から学ぶ」ので人からどう見られるかなど最初からないよ。自分のこともよくわからんのにひとのことなんかわかるわけねえじゃねえかと斟酌など放棄してるから、ソーシャル・ディスタンスは子どものころからがらがら空きよ(笑)。というわけで自分に誠実であるにはどうしたらいいかと「現在」と言うより「今」という言葉の方が身の丈にあっていると言葉のひとつひとつまで吟味して五十年以上経つから強烈な個性の塊と言われるが、それを自信過剰と見られるのは心外で、自分に誠実であろうとしているだけなので、あるがままに生きているだけなんです。「生命体には人間と動物と猫髭が居る」と言われますが、御覧の通りなんだからしょうがないと皆さんもハイヒールの軒先で放し飼いにしてね。(*^▽^*)ゞ。

あ、きっこさんが書き込みに!マークを使うときはお酒呑んでます。!!マークふたつ以上あるときは完全に酔っ払ってハイになってます。(*^▽^*)ゞ。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月31日 02:54)

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