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スレッドNo.370

天髙し養老孟司の壁を越え

皆さん、こんばんは。

猫髭さん、「きっこ俳話集」全45話のアップ、本当にお疲れさまでした。
心より感謝いたします。

今では大人になり、嫌いな俳人の句でも「独立した一句」として鑑賞できるようになったあたしですが、20年前には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」で、嫌いな俳人については人格も作品もイッショクタに批判していたようですね。

もともとあたしは「立派な句が詠みたければ立派な人物になれ」という飯田龍太の言葉こそが俳句の本質と思っていましたし、これは今も変わりません。
そのため、人格的に疑問符のある俳人の句を褒めることは、やっぱり不本意なのです。

しかし、多くの人に俳句の楽しさを伝える上で、どうしても嫌いな俳人の句を取り上げなければならない場面もあるということを学び、「忖度」という大人の階段を上り始めたところなのです(笑)

あたしが「きっこのハイヒール」を立ち上げたのは、ちょうど20年前の2002年でした。
当時、29歳だったあたしは、今年で50歳になります。

それなのに、20年も時間が経過しても、著名俳人に対するあたしの好き嫌いは、1ミリも変わらずに当時のままなのです。
ただし、頭から完全否定していた大嫌いな俳人にも、いくばくかの「許容の心」を持てるようになった、というだけのことです。

これが良いことか悪いことかは分かりませんが、あたしがメルマガの俳句コーナーの中で、かつて批判していた俳人の句をそれなりに評価しているという矛盾についての説明とさせていただきます。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月31日 22:27)

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