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スレッドNo.372

バカの壁越えてはるかな鰯雲

わたくしは昔からベストセラーは読んだことがなくてために400万部売れたという養老孟司の『バカの壁』も読んだことがなくて、でも次女の鎌倉の幼稚園の理事長だったので虫大好きの家族に請われて『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』は買いましたが、リアル過ぎて、

  ひとところ虫唾の走る虫図鑑 亀田虎童子

で、わたくしは『ファーブル昆虫記』( 岩波文庫)十巻セットの愛読者で 山田吉彦と林達夫の名翻訳にケケケケと笑い転げてるほうが好きでした。買った本があとからベストセラーになることは稀にありますが、基本ベストセラーは読みません。あと、デビューから全部読んでる作家が、本に顔写真を表紙に出した時と飼い犬や飼い猫の本を出した時はそれ以降の本は買いも読みもしません。なぜだか理由は忘れましたが、作品が「作者の顔」だと決めているので実生活の顔が出るのが厭なんでしょうね。フローベールの「ボヴァリー夫人 は私だ」というのが「作家の顔」だということです。

>「立派な句が詠みたければ立派な人物になれ」という飯田龍太の言葉こそが俳句の本質

というわけで、「立派な句」を詠みたいと思ったことはありませんし、残り少ない人生でその予定もございませんが(笑)、良い句だと感心する俳人が良い人物かと云うとわたくしは嘘がつけないのでその物差しは引っ込めませんかと(笑)言わざるを得ないので、俳句に限らず、人間としてはいかがなものかという人物が凄い小説を書くドストエフスキーのような大小説家もいますし、自分の耳を切り落とすクレージー・ゴッホのような天才画家もいますし(弟テオへの書簡が素晴らしい)、ダリとかピカソとかほんとに人間なのという奇天烈な天才もいますから、俳句の本質がそれだと、わたくしハイヒールの軒先のノラでいいです。(*^▽^*)ゞ。

それにきっこさんの嫌いな人は全員お亡くなりに遊ばしました。寿命は若い方が勝ち。どうせあんたの方が先に死ぬんだ、ざまあ見ろとまでは言いませんが(言ってるじゃん)死んだひとは、死んだらカヌシャマヨよ~ですから、お線香の一本もあげて(えっ、沖縄民謡「安里屋ユンタ」の「チンダラカヌシャマヨ」は死んだら神様よじゃないの。「可愛い美しい人よ」なの。知らなかったあ)いずれにせよ忖度する必要はありません。「死亡率100% 生きるとはそういうこと 死ぬまで生きる我等の掟」「解き放て いのちで笑え 満月の夕」とソウル・フラワー・ユニオンも歌っています(毎日聴いてます。被災者流民なので元気もらえるわ~♪)。

  怖いひとみんな死んでる年忘 亀田虎童子

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年09月01日 03:00)

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