くちびるにあぎとに落つる桃はめば
>ビジュアル的にはキャンディ・ダルファー(A-sax)
彼女はSmooth Jazzの大御所デビッド・サンボーンDavid Sanbornのような泣きの音色で鳴らすのでLilly Was Hereが大ヒットして、女性のアルトサックス奏者には刺激になったと思いますよ(日本でも優れた女性アルト奏者が沢山現れてわたくしも今は無き三田倶楽部でのライブを企画したことがあります)。キャンディのお父さんもテナーサックス奏者で日本でもダルファー名義でライブ盤も残しています。オランダはジャズのスタンダードの流れとダルファー親子のような当時はクロスオーヴァーとかフュージョンとか云いましたがファンキーな(これも古い言い方)流れが共存するお国柄で、わたくしが惚れ込んでいるベンジャミン・ハーマンBenjamin Hermanは哀愁とガッツのジャズを演奏しますが「NEW COOL COLLECTIVE」というラテン系のクロスオーバー・ミュージックでも乗り乗りの演奏で名高く、オランダ・ジャズのパイオニアとして、キャンディが最も影響を受けたアーティストと尊敬していますから、ここはジャズ・ラジオじゃないのでこれ以上述べませんが、オランダはわたくしには演奏はベンジャミン・ハーマン、歌はアン・バートンに代表されるジャズ・ランドなのです。
>十六夜のカーテン越しのあなたかな suzume
>十六夜は叶えられない恋のため かをり
おお、恋の句、いいですね。歌仙(連句において長句・短句を36句連ねた形式)を巻くと必ず恋の巻を読まないといけないので四苦八苦しました。そういえば◆きっこ温泉 新館◆という連句の部屋もあってきっこさんに連句教わってましたねえ。もう十七、八年前か。でも連句では恋と言わずに恋を匂わせるように詠む習いなので動悸かときめきか判然としない老人には難しい。きっこ俳話集の「第十四話 恋歌からエロティッ句へ」を読んでも、老いらくの恋とか昔はあったがあれは確か歌人で、俳人は十七文字では寝たきり父子の話が関の山だねえ。父眠る息子寝たきり夜の糸瓜・・・わびしいなあ。
>モキュの米男。さん、今も俳句のやり取りございますよ♪
あ、それは嬉しいお便り。お元気で何よりモキュ♪