鹿煎餅食べて囲まれ東大寺
>どんだけ知識と経験が豊富なのか
いや、それは誤解です。わたくしはみなさんのように友だちが沢山いて世間のことはTVや新聞や井戸端会議や飲み会で談論風発という生き方には全く無縁で、友だちは子どもの頃からあまりいないし(相手がそう思っているありがたい人は少しいますが)新聞もTVも40年以上見てないし隣近所も付き合いがないし月給鳥の時も上司や部下と酒呑みに行くこともほとんどないし(お客とは仕事だから呑みますが)、学校の旅行も同窓会も社内旅行も行ったことないので、麻雀もサッカーもラグビーも競馬も二人(二匹)以上ですることはルールもわからないので一対一の相撲とボクシングしか知らないし、暮らしに便利な電子レンジとか使い方もわからないという有様で、同じ仕事は二度としないのでやった仕事の数だけ仕事には詳しいのと趣味は多趣味で雑識は豊富ですが、誰でも出来る世間話は全く世事にうといので出来ません。「生命体には人間と動物と猫髭がいる」と云われる所以です。
>古希を迎えたお義母さんと奈良に
お義母さんわたくしより若いんだ。わたくしも年を取るはずだ。
初めて奈良へ行ったとき、鹿煎餅というのは奈良の名物煎餅だと思って食べたらなかなか甘みを抑えた野菜の苦味も味があると食べながら歩いていると後ろからどつかれて、驚いて振り返ると鹿で、お前も食いたいのかと半分あげたら、どこから出てきたのか周りを鹿に囲まれていて頭突きして来るではないか。それで京都の野菜煎餅ではなく奈良では鹿煎餅と云うのは鹿用の餌ではないかと気づいた。初めてロサンゼルスに渡米したとき、ウォルマートだったか猫印の缶詰が売っていて安いので買って来て食ったら薄味だがなかなかイケルと日本から持ってきた醤油をかけて食っていた。後年キャットフードだとわかったが、40年以上前は猫が缶詰を食うとは思いも寄らなかった。わたくし以外にも間違えて食った日本人はいるはずである。わたくしだけだと非常に当時のわたくしの英語のレベルがバレル。向こうの社長がわたくしを部下に紹介するのに微笑みながら「He speaks pretty English.」と言ったのを今でも覚えている。下手糞をプリティって言うんだ。何と相手を思いやった言い方だろうと感銘を受けたのだ。