Alone Togetherふたりぼつちの降り月
Alone Togetherというのはブロードウェイのミュージカル「Flying Colors」(ひるがえる旗から大成功といった意味)の挿入曲でハワード・ディーツ作詞、アーサー・シュワルツ作曲の名コンビの作った名曲で大橋巨泉が「ふたりぼっち」と訳したので有名で、二人とも一人ぼっちだけれども二人一緒だとどんな困難も乗り越えられるという歌で、ブロードウェイのインペリアル・シアターで1932年に演じられたのですが(この劇場は今もあり2014年に「レ・ミゼラブル」でミュージカル史上最大のヒットとなりました)、マイ・ファニー・ヴァレンタインと同じで余りにも歌が有名になり過ぎて(Billy Joelの「素顔のままで」Just The Way You Areはこの歌を本歌取りして大ヒット)どんなミュージカルなのか歌から想像するしかないので、孤独な男女が巡りあって幸せになるという物語だろうと(笑)、でも、My Funny Valentineも「Baby in Arms」というミュージカル(『オズの魔法使い』の「虹の彼方に」で有名なジュディ・ガーランドが舞台ではこの歌を歌って、相手役が玉蜀黍頭の喜劇役者のミッキー・ルーニー!)も、歌詞が写真写りは悪いし口元はたるんでるしギリシャ彫刻には及びも付かない不細工な恋人を、でも、髪の毛一本変えないで毎日がわたしのヴァレンタイン・デイなのと歌うので、そういう凸凹コンビが恋をして幸せになる物語だとわかるので、My Funny Valentineと同じくAlone Togetherも世界中でジャズ歌手や演奏家に歌われ演奏されて来ました。わたくしは日本人の天才ピアニスト大西順子の1983年の演奏が最高だと思っています(哀愁ではケニー・ドーハムのトランペットが最高)。
そうそう、娘が2月14日生まれなのでMy Funny Valentineの歌に関しては蒐集しまくって多分世界的なコレクターのひとりだと思うのですが、「アメリカズ・ゴット・タレント」という素人が参加して歌や漫才や手品やダンスなどのタレントを競う番組がアメリカだけではなくて世界中にあって、音楽好きのわたくしは凄い才能が世界にはいるんだと驚くのですが、9年前にMy Funny Valentineを歌ったアリス・フレドナムには心底感動して彼女の初めてのCDを輸入したことがありました。彼女はこの一曲だけで審査員から視聴者まで一気にハートを鷲掴みして一夜にしてシンデレラになりました。是非御覧下さい。猫髭の横の矢印をクリック♪
なお、昼間客先で仕事中に意識を失いかけたので、いつお迎えが来るかわからないので、ハイヒール図書館の再構築を急ぎ、投稿制限の第40話までアップしました。多分、「きっこ俳話集」正編裏編は明日には完成予定です。
あ、suzumeさんにつないで、裏俳話集を編集しながら書いていたので杜人さんときっこさんを跨いでしまいましたね。
>あたし自身が、自分にツッコミを入れつつ、猫髭さんがアップしてくださった「きっこ俳話集」を再読しているのですから(笑)
には笑いました。わたくしもツッコミ入れながらアップしています(笑)。
>でも、それが今のあたしに繋がっているのですから、あたしは自分の「黒歴史」を真摯に受け止めます。
それでいいと思います。ありのままの自分を受け入れることからしか先へ進むことは出来ないので、それが出来るきっこさんは大丈夫です。