今年こそ結婚するぞなんちやつて
皆さんの「歳旦三つ物」を読ませていただき、「ああ、新しい年になったんだなあ」という気持ちになりました。しかし、ちょっと気になった点がありました。
真知貝さん、歴史的仮名遣いであれば「数へけり」ですよ。
ハジメ2018さん、発句は「冬の季語」でなく「新年の季語」ですよ。
ラスカルさん、第三が脇と同じ七七になっていますね。第三は五七五ですよ。「弘法のアライグマも木から落ちる」ですね♪
句念庵さんと茂雄さんは、何も問題なく、とても美しく詠めていますね。
句念庵さんの発句の「英彦峰」は「ひこみね」と読むので、きちんと定型に収まっています。素晴らしい朝焼けですね。
茂雄さんは「三代続く富士額」から、晴れ着の女の子が連想されました。
念のために「歳旦三つ物」の基本ルールを書いておきますね。
「発句」の五七五は、新年の季語を使い、「や」「かな」「けり」のどれかの切れ字を使う。
「脇」の七七は、新年の季語を使い、句末を体言止めにする。
「第三」の五七五は、春の季語を使うか無季にして、句末を「て」「に」「にて」「らん」「もなし」のどれかで止める。