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スレッドNo.615

角栄も周恩来も秋の雲

皆さん、こんばんは。

>恩讐の彼方に中華彼岸花 句念庵

「恩讐」とは「憎しみ」のこと。中国との「国交正常化五十年」を踏まえた句ですね。
当時の田中角栄首相により、日本と中国は1972年9月に「国交正常化」に到りましたが、その2カ月後の11月に生まれたあたしは、今年で50歳になります。

先日、TBSラジオが当時のニュース音源を流したので聴きましたが、田中角栄首相に同行した大平正芳外相が、何度も「あ~う~」と言いながらスピーチしたのを聞き、「これが伝説の大平さんの『あ~う~』か!」と、あたしは感動しました(笑)

本来は、「に」による主観を嫌って「恩讐の彼方の中華」と詠むべきところですが、この句の場合は、この「に」という一文字の助詞に、句念庵さんの当時の思い、これまでの思い、そして、今現在の中国とのギクシャクした関係性への悲しい思いなどがすべて詰まっています。

一見、ツキスギと思う「彼岸花」という季語も、「曼珠沙華」と表現せずに距離を取り、自分の「思い」をそこはかとなく発露させています。句念庵さん、とても素晴らしい句ですね♪


>角馬場の訓馳にまるく秋の風 かをり

「角馬場(かくばば)」とは、別に四角いコースではなく、円形や楕円形の短い練習用のコースです。
たぶん四角く柵に囲まれているから「角馬場」と呼ぶのだと思いますが、そこでの乗馬の練習中に「丸く秋風が吹いた」という把握、とても素敵ですね♪

ただ、申し訳ありませんが「訓馳」が読めませんでした。これは「くんち」で良いのでしょうか?
文字から「乗馬の練習」であることは想像できましたが、「乗馬」ではなく「競馬」が専門のあたしは、初めて見る言葉でした。

以前、世田谷区の二子玉川に住んでいた時、目の前の多摩川沿いの道を自転車で10分ほど下流へ下ると、第三京浜の高架をくぐったところに「アバロン乗馬クラブ」がありました。
今は神奈川県へ移ってしまったようですが、高校生の時は、学校が終わると馬を見に行っていました。

ここも敷地が狭い「角馬場」で、ポクポクポクという四拍子の「常歩(なみあし)」、タタン、タタンという二拍子の「速歩(はやあし)」、パカラン、パカランという三拍子の「駆歩(かけあし)」、馬の走るスピードによってリズムが変わることを、この「アバロン乗馬クラブ」で知りました。

でも、サラブレッドたちが全速力で走る「襲歩(しゅうほ)」は、狭い「アバロン乗馬クラブ」では見ることができなかったため、今、あたしは、各地の競馬場で馬券を握りしめながら堪能しています♪(笑)


あ、撫子さんを跨いでしまいました!
ごめんなさい!

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年09月30日 23:16)

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