冬空に木星ひとつ光りをり
>お塩は能登の「揚浜の塩」
驚きました、この「揚浜の塩」のホームページ(猫髭右の矢印クリック)で塩の作り方を見て俳句の宝庫のような作業工程で、稲作だけではなく日本は島国なので、海も俳句の宝庫で釣り船貸しきって海上吟行を小坪でやりましたが、この塩田作業も吟ぶらしたいわあ。(*^▽^*)ゞ。
1.海水運び
浜士(はまじ):揚げ浜式製塩の責任者。
かえ桶(かえおけ):海水を汲む時の桶。
肩荷棒(にないぼう):かえ桶を担ぐ時に使う桐の丸い棒。
2.海水を引桶に
引桶(しこけ):汲んだ海水を溜めるための桶。
3.潮撒き
打桶(おちょけ):塩田に海水を撒く際に使用する砲弾型の手桶。
4.砂を乾燥させる
細攫え(こまざらえ):竹の棒を櫛の様に組んだ道具。
5.カン砂集め
柄振(いぶり):砂を集めるための木製の道具。
6.垂舟の組み立て
垂舟(たれふね):かん砂を入れ、その上から海水を注いで砂に付いている塩の結晶を採るための四角形の箱形の装置。
7.カン砂を垂舟へ入れる
しっぱつ(または、こみ):集めた砂を垂舟へ入れる時に使う道具。
8.垂舟でかん水を採る
9.垂舟を解体し、砂を戻す
といったように作業と用語解説の写真付きで工程が説明され、このあと釜屋にかん水を運んで釜で煮詰める工程が用語解説の写真付きで約600リットルの海水から、120kgの塩の出来上がりまで見ることが出来ます。50g400円と決して安くはありませんが、太陽と能登の風土、浜士(はまじ)の技が生んだ海の恵みで、以前NHKの朝ドラ「まれ」で舞踏家で名優の本人曰く「オドリ」の田中泯(たなか みん)が揚浜式塩の浜士役をやっていたので記憶にある人も多いと思いますが(田中泯の衣装もカッコ良かった)、まさしくあの塩が兎波さんがピェンローで使った「揚浜の塩」だったとは。赤穂の塩も同じような作り方と思ったが、わたくしは150円でどっさり使える沖縄の塩を愛用しています。メキシコの岩塩を沖縄の海水で煮出して作ったものですが、和食には素材を引き立てる味わいの塩で、「生活倶楽部」で買えます。中華料理には中国の塩田塩、パスタにはナポリの岩塩、フレンチには南仏の波の華といったその土地の料理にはその土地の塩が一番合うのですが、能登料理には能登の塩が一番ということですね。
>近くに保育園や学校があって
保育園や学校の子どもたちの声をうるさいと言う馬鹿大人も最近はいますが、子どもたちの声は命の輝きなので病人には励まされる人も多いのです。わたくしも国が公認する高齢者ですので、近所の中学校の子どもたちの歓声には微笑ましい心持になります。多分、かをりさんのお母様も。