新しい人生での成人を前にして
言葉は言葉でしかありません。
過去は変容します。
謎が解ける可能性はあります。
ここ数日前に父が話たことを思い出しました。
ここで触れるには難しいところのある内容の話です。
『大人になればわかる。』
短い語句の後にそう父が言って話は終わりました。
来年になれば、私の断酒も20年になります。
新しく生き始めて、成人となるわけです。
酒で先送りにしていた問題も、大人になって思い出してみると、
確かによくわかります。
そして、それは今までわからなくてもよかったことでもあります。
金と時間が有れば、老後の暇つぶしに私の仮説を確かるかもしれません。
いまの私の理解で、父の人生、かなり辻褄が合うように思えます。
しかし、それは父の人生で私の人生ではありません。
私は父の子であり、父もまた祖父の子であり、その祖父もまた。
人として矜持を持てば、もち続けることができれば
人生なんとかなるものだと思う。