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スレッドNo.125

考察・原辰徳

原を語る時に絶対避けて通れないのは父親の原貢の存在だろう。
貢は1966年に東海大グループ総長の松前に請われ東海大相模高校の監督に就任したがこの時辰徳は8歳。
貢は「高校野球の監督で最初にメルセデスに乗った人物」として有名であるが、これは従来教師やOBが半奉仕活動として
やっていた高校野球監督というものを独立した職業としたある種の「偉人」とも言える。

8歳で家がブルジョアとなった辰徳もたいした男で周囲にちやほやされればだいたい三田佳子の息子みたいになるところを
才能と努力で学生時代からスター街道を一直線。
でもまあ何事も歪というものは有るもので辰徳は「俺に不可能は無い」と思い込んだのだろうな。
そのひとつの証明としてドラフト前夜に出演したプロ野球ニュースに於いて「読売巨人軍・原辰徳」と色紙にサインしている。
これはクジ運次第で大事に発展しかねないし、若者の増長では済まされない暴挙であろう。
しかしながらクジは巨人が引き当てここでも彼の強運が後押しする。

若し自分が子供の頃からこれだけ順調に歩んでたらと想像するとどんな人間になるだろう。
挫折を知らない人生てある意味怖いよね。

原のこん日は容易に想像できたし、その時々の言動をオレなりに口を極めて批判してきたが、実は彼を嫌いではないしむしろ
可哀想な男と一貫して感じて来た。
「自分自身に付いて考えるという習慣を誰からも教わらなかった」人間が年を経ると今の原辰徳になるって事だね。

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