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スレッドNo.380

Dフィン(ハーフムーンフィン)について

お世話になります。
Dフィンに興味があるのですが、乗り味の特徴や適切なサーフボード形状を教えてください。また、フィンサイズの選び方は、他のフィンと同じと思って大丈夫でしょうか。インターネットで見ると、8.5インチのものばかり出てくるのですが、9.5前後のロングボードの場合、何インチくらいのフィンが適していますでしょうか?沢山の質問で申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします

投稿日:2020年10月13日(火)20時04分52秒

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このたびはお問い合わせいただきましてまことにありがとうございます。

Dフィンにつきましてご説明させていただきます。

Dフィンはもともと1950年代、1960年代のボードに取り付けられたいた当時の典型的なフィンです。


当時のボードは重量があり、ロッカーがないものでした。まだまだサーフボード発展の過渡期にあったため、後に多く開発された性能の高いフィンとは一線を画します。(つまり一般的なサーフボードには向いていない問うことです)


ロッカーがなかったためフィンの高さはそれほど必要とせず、また重量のあるボードを回転させるための大きな抵抗を必要としたので面積の大きなものが求められました。そして取り付け位置は主にテールの端ぎりぎりのところでした。


つまり当時のボードに最適であり、なおかつ当時のアイデアの限界であったものです。



現在、多くの方がその形状にノスタルジーを感じ興味を持たれます。


ただしまずボックスに取り付ける場合は、フィンのセッティングが前方向に移動させなければなりません。これは本来取り付けられていた位置と異なるはずです。


それでもご興味がある場合には、フィンのセッティングを無視するかまたは、ロビンキーガルが同じコンセプトでボックス用に作っている、下記SOフィンなどをお試しいただくのがいいかと思います。(今週金曜日に入荷します)


https://seakong.shop-pro.jp/?pid=144722966


このフィンはボックスにセットして?フィンと同じ感覚が味わえます(フィンボックスの位置にもよりますが)


一般的にシェーパーはフィンとボードを合わせてデザインします。



?フィンを装着するには、本来は重量が12㎏以上ある、ピッグ系でロッカーのないボードがふさわしいと思います。それは歴史背景をたどれば当然ですが、その歴史背景というのがサーフボードの黎明期であったので、モダンなロングボードに比べれば性能面で評価すれば大きく劣るはずです。


ただそれは古いハーレーダビッドソンを乗るようなもので、乗り手は性能面で判断するのではなく、ノスタルジーを楽しんでいます。



それぞれのサーフボードにはその性能をいかすためのそれぞれ最適なフィンの形状がございます。


モダンなデザインのボードに?フィンを付けるということは、そのボードの性能面を大きく劣らせるばかりか、完全にミスマッチとなったり、わかる人が見れば「それはちょっと」と思う場合があると思います。


サーフィンは遊びなので、最終的には皆さんがお好きなようにすればいいと思うのですが、?フィンに性能を求めたり、ミスマッチなどについては、あらかじめご理解をいただいたほうが、より深くそれを楽しむことができると思います。



自分勝手な意見で長くなりましたが、ぜひご検討いただき、楽しんでいただければと思います。


その他、ご質問などございましたら何でもお気軽にご相談ください。


何卒よろしくお願いいたします。


シーコング藤沢店
田中

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