論語でジャーナル’25
「子曰く、詩に興(おこ)り、礼に立ち、楽(がく)に成る」(その2)
※浩→高校で漢文を教わった大月邦彦先生が、「漢詩は書き下し文で日本語のように吟じても美しいが、もとの中国語で発音すると、韻を踏んでいるところがよくわかって、「詩」の本来の美しさが出る」と、おっしゃったかどうかは今となってはまったく不明ですが、何度か中国語で詠んでくださったことはあります。筆者は、現在、中国語を少しだけかじっていて、「発音変換ソフト」をインターネットで使えますので、前回の五言絶句でトライしてみました。
静夜思(李白)jìng yè sī (Lǐ bái)
牀前看月光
chuán qián kàn yuè guāng
疑是地上霜
yí shì de shàng shuāng
挙頭望山月
jŭ tóu wàng shān yuè
低頭思故郷
dī tóu sī gù xiāng
おお!なるほど。1行目の「光」、2行目の「霜」、4行目の「郷」がそれぞれ、「クアン」「シュアン」「シアン」と殷を踏んでいます。
面白いので、もう1つトライ。
春暁(孟浩然)chūn xiǎo(Mèng hào rán)
春眠不覚暁
chūn mián bù jué xiǎo
処処聞啼鳥
chù chù wén tí niǎo
夜来風雨声
yè lái fēng yŭ shēng
花落知多少
huā luò zhī duō shǎo
五言絶句のでの押韻は1行目、2行目、4行目だとわかりました。この詩では、1行目が「暁=シアオ」、2行目が「鳥=ニアオ」、4行目が「少=シャオ」となっています。なるほど、押韻はもとの中国語で詠まないとわかりません。
ここでは発音を聞いていただけないのが残念です。ピンインの読める方はご自分で読んでみてください。とても美しい発音で、なるほど音韻はフランス語と中国語が美しいといわれるのがわかりました。
次回は「七言絶句」にトライしてみます。大好きな詩がいくつかあって、今も覚えています。(まだつづく)