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スレッドNo.162

論語でジャーナル’25

 リクエストにお応えして、「大菩薩峠」第二部の続きです。↓

 両眼の視力を失った机龍之助はお豊に助けられ、彼女の夫を斬りころすとお豊と二人で伊勢に逃げた。お豊は龍之助の眼の治療代を稼ぐため旅篭・備前屋に女中として住み込みで働くが、ちょうど滞在中の旗本・神尾主膳(山形勲)に眼をつけられて20両の金で慰みものになります。お豊は結核にかかっていてしょっちゅう咳き込みます。主膳に辱めを受けたお豊は、ちょうど主膳の宴席前の庭にむしろを引いて「合の山節」を謡う芸人のお玉(星美智子)のうたを聞きながら、龍之介宛の手紙を書いています。「花は咲けども鳥は飛ぶ。鳥はねぐらへ帰れども、往きて帰らぬ死出の旅…」と悲しい文句が聞こえます。そのあと通りかかったお玉に、お金と遺書に自分の簪(かんざし)を添えて渡して、龍之介に届けてくれるよう頼んで、自害する。遺書を預かったお玉は、届け先の龍之介をたずねて出発しようとした翌朝、折りしも怪盗七兵衛が主膳の有り金ごっそりと印籠まで頂いて逃げたあとで、お玉の愛犬ムクが吉兵衛の落とした主膳の印篭をくわえていたため、犯人と間違えられて追われる。彼女を助けたのは猿のような身軽な曲芸師でお玉の親友・米友(加賀邦男)であった。お玉を逃がした米友は捕り手に追われて捕まり、刑罰として谷底へ突き落とされます。その様子を知った七兵衛は彼を助け出します。自分の罪の身代わりになったのですから。七兵衛が米友をかついて医者を探していると、江戸の玄庵が伊勢参りに来ていて、酒を飲み炉端に酔っ払って寝ているところへぶつかります。米友を玄庵に預けて七兵衛は去ります。
 一方、お玉からお豊の死を知らされた龍之介は、まだかすかにものの形は見えるので、虚無僧姿になって東海道を江戸へ下ります。お玉を追うムクが龍之介のあとをついていきます。
 主膳は法事で実家の浜松へ帰っている妻恋坂のお絹のところでお金を調達してもらい江戸へ向かいます。お絹に「お遊びもほどほどになさいませ」とたしなめられて。お絹の家の前には、女軽業師・お角(沢村貞子)一座が小屋を張って興行しています。通りかかる玄庵と米友。スリ(河野秋武)がすった財布を米友の懐へ入れます。懐の財布に気づいて不審がる米友を御用聞きが咎めます。逃げる米友。お角が身軽に逃げ回る米友を見て、御用聞きに袖の下を渡して、「あれは自分のところの若い衆だ」と言って一座に引き取ります。
 お絹はその様子を見て感心しています。女中をつれて近くの公園にくると、ムクを連れた龍之介が腰かけて尺八を吹いています。音色に感動した浪人たりが「こっちへ来て一曲披露せよ」と迫るのを無視して去る龍之介。怒った浪人たりと立ち回りになりますが、尺八でアッという間にやっつけます。見とれたお絹は自宅へ龍之介を招いた一夜泊めます。ついていったムクは玄関に取り残されて吠えていると、向かいの小屋の米友に見つかり、彼に引き取られます。
 宇津木兵馬とお松は、俊足の七兵衛に先導されながら、龍之介を追っています。龍之介の行方をさぐっては兵馬に伝えます。足の遅いお松のために船も使いながら遠州を東へ向かいます。お玉も独りで東へ向かっていて、お松とときどき出会っては別れています。まだこの二人は無関係です。
 お絹と龍之介はともに駕籠で江戸へ向かいます。途中、遠州掛川の宿に泊まります。七兵衛が先に泊まっいて兵馬とお松を待ちます。スリも一目惚れしたお絹を追って、この宿に泊まり、七兵衛と意気投合して相部屋に泊まっています。お絹を狙って寝室にこっそり侵入して金目を物色しますが、寝ている龍之介が刀を抜いて、畳の上をすーっと左右に探り、スリの足下に触ります。びっくり仰天して逃げるスリ。一計を案じて、二人を「身延山参り」だと偽って駕籠に乗せ、途中でお絹の駕籠を先に行かせて、龍之介を山中へ誘い込んで降ろします。気づいた龍之介は一刀でスリの片腕を切り落とします。龍之介は一人山中をさまよううち、崖から転落して気絶します。そこへ……。

編集・削除(編集済: 2025年12月15日 07:21)

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