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スレッドNo.163

論語でジャーナル’25

8,食(いい)は精(しらげ)を厭(いと)わず、膾(なます)は細きを厭わず。食(いい)の饐(い)して餲(あい)せると、魚(うお)の餒(あさ)れて肉の敗(やぶ)れたるは食らわず。色の惡しきは食らわず、臭いの惡しきは食らわず、飪(じん)を失えるは食らわず。時ならざるは食らわず。割(きりめ)正しからざれば食らわず。その醬(しょう)得えざれば食らわず。肉は多しと雖(い)えども、食(いい)の気に勝たしめず。唯(ただ)酒は量なく、乱に及ばず。沽酒(こしゅ)と市脯(しほ)は食らわず。薑(はじかみ)を撤(す)てずして食らう、多くは食らわず。

 ご飯は精白したものでもかまわない。刺身は細切りでもかまわない。ご飯の変な臭いのするもの、味がおかしくなったもの、魚の腐ったもの、肉の腐ったものは食べない。色がおかしなもの、においが悪いものも食べない。煮方が悪いものも食べない。時分どきでないと食べない。切り方が悪いものも食べない。食材に合ったタレがなければ食べない。肉はたくさん食べるが、ご飯より多くは食べない。ただし酒は多く飲むが、酔いつぶれるほどは飲まない。売っている酒、市場に並んだ干し肉は食べない。肉や魚に添えられた薑(薬味の生薑=しょうが)は取り除かないで食べるが、多くは食べない。

※浩→古注は、すべて斎戒のときの作法だと解し、新注は孔子の平生の嗜好を描いたとしともに、老年であったせいかなかなか凝っていました。黒い粗末なご飯よりも、白いご飯、細かく刻んだ膾の肉。膾はもともと細切りの生肉・生魚のことで、日本の今の「ナマス」とは違います。江戸時代まで「膾」は膳におけるメインディッシュでした。のち、魚介類や野菜類、果物類を細く(あるいは薄く)切り、酢を基本にした調味料で和えた料理に発展して、「酢の物」とも呼ばれるようになったのです。適当なダシのついた料理、自家製の自分の好みに合った酒と乾物でないと口にしない。薑(はじかみ)は味の濃い料理の口直しとして食べるが、大量には食べない。現代の食通ともよく似ています。ちなみに、「薑」といえば、津山工業高校での講座のあとの懇親会に利用していました。お料理が素晴らしかったです。次第に遠い思い出になりつつありますが、感じを1つ覚えることができたことも嬉しいです。普通、「はじかみ」と言われても漢字で書けませんから。覚え方は「くさいちたいちたいち」です。私も食べ物には要注意です。他の人は大丈夫なのに私だけ食あたりしたことが何度かあります。そのときの体調と関係があるのでしょう。用心、用心!

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