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スレッドNo.245

論語でジャーナル’26

17,子夏、莒父(きょほ)の宰と為り、政を問う。子曰く、速やかにせんと欲する毋(な)かれ。小利を見ること毋かれ。速やかにせんと欲すれば則ち達せず、小利を見れば則ち大事成らず。

 莒父の町長となった子夏が政治について質問した。先生はお答えになった。「あせってはいけない。小さい目先の利益に目を奪われてはいけない。焦ると見通しがきかなくなる。小さい利益に目を奪われると、大きなことが成功しない」。

※浩→莒父(魯の東南辺境の新開拓地)の町長(城主)に任じられた門弟の子夏に対して、孔子が与えた行政上の忠告です。子夏もせっかちな弟子だったのでしょう。「あまり性急になってはいけない。局部的な小利に目を奪われてはいけない。長期的に、大局的にものを考えるように」という、まことに時宜にかなった忠言です。野田先生は、よく「即断即決即破滅」と諭してくださいました。私は、子供のころから“せっかち”で“おっちょこちょい”のようで、この忠言は身に浸みます。“待てない人”で中途半端に“ほったらかしにできない人”ではりますが、“わかれば納得”します。それでも“ジコチュウ”で“支配的”で、“競合的”であることには違いありません。昔は、他の人からこう指摘されると、「そんなことはない!」と断固否定していました。今はためらわず、「そのとおりです」と認められます。と同時に、「それでも、多少は人さまの役に立っていることもあろうから、I'm OK.を出しています。野田先生も、「自分は私利私欲で動いていて、その結果がたまたま人の役に立った」と思うのが安全だと。「自分は常に人助けをしようと強く願っています」と言うのは偽善者だと。
 私の好きな『老子六十三章』には次のようにあります。↓
 無為を為(な)し、無事を事とし、無味を味わう。小を大とし少を多とし、怨(うら)みに報(むく)ゆるに徳を以(もっ)てす。難をその易(い)に図(はか)り、大をその細に為す。天下の難事は、必ず易より作(おこ)り、天下の大事は、必ず細より作る。是(ここ)を以て聖人は終(つい)に大を為さず、故に能(よ)くその大を為す。夫れ軽諾(けいだく)は必ず信寡(すく)なく、易(やす)しとすること多ければ、必ず難きこと多し。是を以て聖人は、猶お之を難しとす。故に終に難きこと無し。

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