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スレッドNo.264

論語でジャーナル’26

30,子曰く、教えざる民を以て戦う、これこれを棄(す)つと謂(い)う。

 先生が言われた。「教育していない国民を戦わせる、これは国民を捨て去るということと同じだ」。

※浩→孔子はやむをえずに戦争になるとしても、十分な教育と訓練を受けていない国民を戦わせることには否定的でした。王道政治の徳による統治が失敗した場合にも、国民を棄てるような「棄民としての戦争」を否定し、十分な教育を受けた国民で組織された軍を想定していたのです。今の日本では、もとより戦争を想定した議論はできませんが、日本国憲法が施行された昭和22年とは、国際情勢がずいぶん違ってきました。徹底した戦争否定の立場からであっても、わが国の平和維持については、全国民が本気出して考えないといけない時代になっているようです。ただ、「現憲法改定反対!」と街頭で叫んでいるだけでは、この国の安全が確保できるとは思えません。“専守防衛”という従来からの政府の方針は徹底すべきですが、憲法制定当時とは国際情勢が激変していることを無視はできません。“令和元禄”なんて命名されないように、「治にて乱を忘れず」でないといけません。そして、実際に現在、日本を取り巻く安全上の環境はきわめて危険な状態なのに、いつも言っていますが、耳にはイヤホン、手元にスマフォの若者たちを見ると心が痛みます。
 ここで「子路篇」は終わりです。次回から「憲問篇」に入ります。

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