よべの月 二十二日
10月13日(旧暦:八月二十二日)
芭蕉祭の翌日、結社の有志のお骨折りで蓑虫庵で句会の運びとなった。
午前中いっぱい借りた蓑虫庵の管理棟には指導の声に耳を傾ける真剣な沈黙と、
意見交換や談笑の声があふれた。
終わらなければいいのに、句会ならもう一度してもいいのに。
竹垣をくぐる一輪貴船菊 佳音
衣脱ぎ捨てて秋蝉の声しづか 佳音
秋の蚊がそつと手首に触れただけ 佳音
秋惜しむ蓑虫庵の十四人 佳音
それでも始まったことは終わるので解散。
残った発起人含む数人でわたしの好きな伊賀牛のお店へ。
そこでもLINEを交換したりあれこれお喋りをして、高速バスを利用する四人を駅前に送って別れた、
「また会いましょうね」と約束して。
帰宅して多大な写真を取り込んだり整理したり
読むべき本をちょっと読んだり(家事も少々)すれば
あっというまに日付の変わる時刻、
ああ、充実の三日間。
外を見ればすっきり晴れた夜半の空に月。
秀吉好みの茶碗めく下弦月 佳音
またあした。
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