よべの月 四日
8月30日(旧暦:八月四日)
蕊の黄を葉蔭にともし秋茗荷 佳音
庭はよしこちゃんの好きなようにしてもらっていた。
わたしが白い花が好きなので、時折お願いして
植えてもらったこともあったが、
「チョンと切って土に刺す」「もらってきて植える」
というのが彼女の流儀だったので、かなり色々なものが
あちこちにあることが没後わかった。
四年前に亡くなって、その二年後ばっさりと庭の整理をし
徐々に『我々色』になった庭は、芒と南蛮煙管、山蕗
(蕗の薹が見たいから)、大葉、三つ葉、紫式部、紫蘭、
鈴蘭、ユキノシタ、貰ってきて植えたこごみ(おいしい!)など
元気に葉を茂らせている。植木鉢から地面に下ろした茗荷の葉が
旺盛な生命力で葉を広げているので茗荷が好きな(食べる方も)
わたしは時折その足元を覗くことにしている。
先日ちょっと留守をして「そういえば・・・」と見れば、
今年初の茗荷の花芽があった、が、すでに花になっていた。
繊細な花びらはとても好き、
でも今度は見逃さないように気を付けよう。
素麺の暴るゝ湯ぬち四日月 佳音
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