よべの月 二十日
9月15日(旧暦:八月二十日)
秋燈をよぎる玉兎や覚猷忌 佳音
いつもの店のいつものワゴンにパイナップルが
ふたつ、葉がよれよれで折れている。
そっとマスクを外し匂いをかいで無事を確かめ、
(時にイカン匂いの時もある)両方とも籠へ。
まだPCをあれこれしているので、そちらを優先し、
次にパイナップルに触ったのはなかなかの時刻だった。
皮を落とせばあとは砂糖とレモン汁と一緒に煮るだけ。
時折アクをすくいつつ、鍋の中身が「もういいよ」と
いうまでゆっくり待つ、ただゆっくり待つという
豊かな時間。
はっ!
鍋に湯をたぎらせて瓶を煮立てて準備しなくては。
更待や厨に満つる鳳梨の香 佳音
またあした。