よべの月 二十二日
昨日出掛ける前にアップする予定の一昨日の月、
良い方と困った方の両方の原因で早く出たためアップできず今になりました。
本日二本です。
まずは一本目。
9月24日(旧暦:八月二十二日)
わが耳の形の月の昇る夜半 佳音
突然寒くなったので耳や鼻の先が冷たい。
耳はきゅーっと伸ばして(耳が動きますわたし)
戻してみたりすると気持ちがいい。
いつもの薬と一昨日からの気温差にやられてしまった鼻炎の相談で
かかりつけ医の許へ。
ドクター若カバヤネン氏はきちんと患者の話を聞いてくれるので
(「ああ、それはちがいますね」とばっさりやられることもあるが
それもわたしという患者には好ましい。)いつものようにがっつり
あれこれ相談をした。
友人さっちゃんが勤める調剤薬局は線路の近く。
薬を出してもらいなんとなく時計を見れば
ちょうど近鉄の観光特急『しまかぜ』の通る時刻。
伊勢に向かう列車を見送ってのち車を少し走らせると
伊賀鉄道の踏切がおりていて、青色の忍者列車が目の前を通り過ぎた。
この線路の先は少しだけだが近鉄の線路と並行して走る箇所がある。
二つのブルーが並んでくれると嬉しいなぁ、
んー、このタイミングでは無理か。
どうしてもお会いしたかった結社の大先輩のお宅のインターホンを押した。
幸い御在宅で、少しお喋り。
今はもう俳句はなさらないし足腰や耳など加齢による不具合はあるものの、
話し言葉や笑顔は変らない。
小さな人が生まれてからの数年はめきめきと育つように、
年を重ねるとその逆があるのかもしれない。
鏡面の水面のように思ってしまっている己が時間の流れの音を聞きのがさないよう。
59年働いてくれている耳をまたそっと動かした。
深更や風のあはひに鹿のこゑ 佳音
またあした。
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