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スレッドNo.50

最高でした。

○こういう映画を観る時、リミナルスペース(静の美学)がどう物語(動の美学)に落とし込まれるのかを注目する。
大なり小なり、人生のメタファーになる事が多い様に思う。
勇気を持って安全圏を破り、不要な慣習に気付きそれを捨てなければ、同じ様な景色の中で同じ様な悩みを抱え続ける事になる。
ノスタルジー(過去)に囚われたがる(自分の様な)者には必要な事なのだろう。

○クラークの“自分が自分でいるそれだけの事が許される場所”という意味付けはリミナルスペース好きとして解釈一致で内心深く頷いてしまった。
人が死にまくっているのにあの空間には確かな安らぎがある。

○クラークはプールの部屋で追い詰められた時、積もりに積もったタイミングでの精神崩壊でいわゆる発狂状態に陥ったと思われる。

○メアリーは母親を救えなかった代用行為としてカウンセラーをやっていたけど、どこまで自覚していたのか。手形を自分のだけ持っていたあたり、頭ではある程度母親に見切りを付けていたけれど思い出を断ち切れていなかったのかも。

○メアリーは本来、昔も今も誰かを救う責務は無い。親であろうと他人。メアリーはクラークを助けられないと認めた事でやっと母親との境界線を引けたのでは無いか。

○ラスト以降のメアリーの処遇はエイシンクへの終身雇用あたりになると予想。生存しただけで充分ましだけど、手を切ったはずの過去に離して貰えないのは前に進もうとする人にとって恐ろしく忌まわしい。
とりあえずエイシンクは一発殴られて良い。

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