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スレッドNo.46

第三十九話 続・俳句deしりとり

今、「俳句deしりとり」が熱い!

何日か前の俳話に「俳句deしりとり」のことを書いたら、たくさんの人が参加して下さるようになって、12日の夜から13日の夜にかけては、ナナナナナント!500句近い書き込みがありました。このサイトは、携帯電話からでもアクセスできるようになっているので、お昼休みやお仕事の合間などに気軽に書き込んでくれる人や、龍吉さんやひろみさんのように、お仕事よりも「俳句deしりとり」を優先(笑)してくれる人もいて、なんだか盛り上がっています。

12日、最高に白熱したのは、夜の10時頃から11時過ぎまでの1時間です。それまでポツポツつなげていたところに、「楽・ら句・俳句」のかほりさんと、浦川聡子さんのサイトの「リレー俳句」でご一緒している美和さんが乱入(笑)し、座は一気にヒートアップしました。
もともと座にいたのは、あたし、さんちゃん、遊起さん、ハジメさん、ひろみさんの5人と、あとは時々顔を出してくださる人達が数人でした。

参考のために、参加者の俳句歴を簡単に紹介しておきます。

かほりさんは、結社「鴫(しぎ)」の同人で、俳句歴10年以上の大ベテラン。ご自身のサイト「楽・ら句・俳句」には、3つもしりとり俳句のコンテンツがあります。また、美和さんも、浦川聡子さんの「リレー俳句」で日夜腕を磨いているテダレの俳人です。ハジメさんとひろみさんも、それぞれ結社に所属して、きちんと勉強をしています。
一方、さんちゃんは何ヶ所かのネット句会の経験があるだけで、遊起さんと同様に、初心者の部類に入ります。

そして最後にあたしですが、俳句歴17年、これまでにいただいた賞は、角川賞、俳句研究賞、俳壇賞、俳句界賞、俳句四季賞、俳句朝日賞、飯田蛇笏賞、深吉野賞、
‥‥などには目もくれず、伊藤園の「お~いお茶」の佳作が1回と言う、ノンキなマイペース俳人です(笑)

さて、それまで3~5分に1句と言うスローペース(あたしにとって)でつなげていた座に、かほりさんと美和さんと言う強力な「しりとリスト」(笑)が2人も参入して来たため、必然的に投句スピードが上がって来ました。
2分で1句、1分で1句‥‥。

投句した瞬間に書き込み画面に切り替え、自分の名前を書き込みながらつなげる言葉を選び、打ち込みながら俳句を作って行き、5秒で推敲して送信、この作業をえんえんと繰り返して行きます。

それでも、送信した句がアップされた時には、もう他の人の句に埋もれています。あたしの脳みそからは、脳内麻薬のアドレナリンがどんどん流れ出し、ますますヒートして行きます。

45秒で1句、30秒で1句‥‥。
あまりの白熱ぶりに、ADSL以外の接続はアクセス不良を起こし、サーバーが落ちかけます。もしも「俳句deしりとり」の3月12日22時からの過去ログをご覧になる方がいらっしゃいましたら、各書き込みの時間をチェックしてみて下さい。その、白熱した死闘の様子が伝わると思います。

この約1時間の間に、あたしは50句近く、かほりさんは30句近く、美和さんは25句ほど、この3人だけでも100句を越えています。予想を遥かに超えてがんばったのが、10句近くを投句したさんちゃんです。遊起さんも、洪水のような句の流れに、必死について来ようとがんばってくれたし、ひろみさんは携帯と言うハンデがあり、サーバーが重たくてなかなかアクセスできませんでしたが、美女に囲まれたたった一人の男性、ハジメさんは、量より質とばかりに、マイペースで楽しんでいました。
結局、あたしは、他の数ヶ所のサイトのしりとり俳句も回ったりしていたので、1日で200句近くを作ったのでした。でも、あとから過去ログを見てみると、季語を忘れてたり仮名を間違えてたりとサンザンでした(笑)

しかし、しりとり俳句と言う遊びは、体に俳句のリズムをしみ込ませることが一番の目的なので、句のデキなんかは二の次で、とにかく作る!考えてるヒマがあったら作る!考える前に作る!

頭の中に主観が湧き出て来る前に17音にまとめるこの遊びは、客観写生を志す者にとっては、とてもいい訓練になるのです。

もちろん、四六時中こんなバトルをしているワケではなく、昼間の時間帯は、他のサイトのしりとり俳句のように、のんびりとしたペースで続いています。
でも、やっぱり、俳句のリズムを体にしみ込ませ、そして、俳句のシャッタースピードを上げて行くためには、なるべく、アクセスしてから5分以内に投句するように心がけて行くべきでしょう。
5分以内に投句できるようになったら、次は3分、そして2分、1分と縮めて行くのです。

1日に3句だった人は、5句、10句と増やして行きましょう。
アクセスしても誰も来ていなければ、自分の句にどんどんつなげて行けばいいのです。
しりとり俳句を始めると、それまでなかなか俳句ができなかった人も、毎日たくさんの句を作れるようになって来ます。
なかなか投句ができない人は、良い句を作ろうとしすぎているのです。前の俳話にも書いたように、575で季語さえ入っていれば、どんなにヘタクソなものでも、意味不明なものでも、最初は何でも構わないのです。大切なのは、まず一歩を踏み出すことなのです。
あたしの句なんて、デタラメもいいとこです。

  この子猫どこの子猫か猫の子か

  食べ終はるやいなや飛びつくぶらんこへ

こんなのを作ってるんですから!(笑)

こんなのでいいから、とにかく作る!何でもいいから、どんどん作る!作って作って作りまくって、体に俳句のリズムをしみ込ませることが何よりも大切なのですから。

さあ!あなたもどんどん「俳句deしりとり」に参加して、ハートに刻め!俳句のビート!(笑)

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