穴八幡宮参拝記念鬼の豆
「きっこのハイヒール」の主要な資料は昨年バックアップして再構築中ですが、他の俳誌でも主要パソコンの障害で同様に困っている先から連絡があり、きっこさんは関西なので出張修理は不可能ですが、他は関東で日帰りが可能なので、ハイヒールの再構築を休んでそちらに注力していましたが、一ヶ月ちょっとかかりましたが、やっと昨日バックアップと再構築を終了しました。ヘルパーの仕事の合間にメーカーの保障の切れたハード(パソコン)やOSやアプリケーションを、それも20年前のヴァージョンを復元することは普通は不可能なのですが、「蛇の道は蛇が知る」でわたくしは八岐大蛇(プロが頼るプロ)だったので直せましたが、さすがにヘルパーの仕事にも差し支えるので、もう引き受けません。
というわけで完成した御祝儀で貰ったのが穴八幡宮一陽来復参拝記念「節分福豆」(杉原商店)で、早稲田大学そばの穴八幡宮では冬至祭の日から節分まで頒布する「一陽来復御守」が日本唯一ということで、参拝記念に御守と「節分福豆」を買うのが習いとかで、この包み紙の立春大吉が面白い。
立春 不苦者有智(ふくはうち)くるしまざる ものには ち あり
大吉 遠仁者疎道(をにはそと)じんに とおき ものは みちに うとし
というように棒読みと漢文読み下しがついている。古典落語のトントン落ちで知られる「一目上(ひとめあ)がり」に典拠があるらしいが、三遊亭金馬のものが一番面白いが、この話は出て来ないので語りづらいのだろうが、こうして包み紙で出てくると面白い。しかし、上等な豆とは思うがこれを年の数だけ食わなければならぬとなるとさすがに苦行だなあ。