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スレッドNo.126

立秋のぶれずに文句言ふをとこ

>貴船菊がお気に入りなのはよくわかりますが(笑)、
>画像一覧の貴船菊の数が多すぎて目移りしていけません。

わたくしは目が悪いのでスレッド以外の背景はコントラストの強い反射する無地の背景ではなく目に優しい色を選んでいます。teacupの無地の背景の色もわたくしがデザインしていましたが、白内障は年を取れば誰でもなりますが緑内障も母からの遺伝で視野の欠損が発生しています。ためにロケットBBSは背景に画像を配せるので俳句投稿スレッドよりも暗くしてスレッドが浮いて見やすいやり方を選びました。「ハイヒール図書館」も同じ意図で背景はわたくしが所有する河口聖画伯の抽象画を使用しています。

もうひとつの意図は、「俳句deしりとり」は季節には「走り」「盛り」「名残」が一週間ごとにあるという季節の移ろいという「不易流行」の蕉風俳諧の理念をいかにシャッタースピードを早くして「物の見えたるひかりいまだきえざる中にいひとむべし」(『三冊子』)を実現してもらおうというきっこさんの意図を汲んで、季節ごとの花を背景に選びました。わたくしがまだ新しいBBSに不慣れで句念庵さんには「数が多すぎて目移りしていけません」という結果になったので、オリジナルの大きさの写真に背景を変えてみました。貴船菊かどうかはアップする時に今回のようにお知らせします。
それから「貴船菊がお気に入りなのはよくわかりますが(笑)」という勘ぐりは控えていただきたい。わたくしは「貴船菊が爽波の好きだった花だと聞きました」と書いただけでそんなことはひと言も言っていない。貴船菊だとわかるサイズに縮めただけです。日本語も通じないのですか。

波多野爽波は弟子たちに一週間ごとの「季寄せ」を作らせていました。爽波直系の俳人たちは自分で作った身の周りの季語を書き留めて蛇腹のような歳時記を毎年作って持ち歩いているので、季語は既存の歳時記ではなく自分の心に置いた身の周りの季語が自然に出て来るので季語がぶれなくなるという鍛錬を何十年と繰返していました。さすがに八十、九十になると毎週作るのはしんどいので昔作ったものを張り合わせて使っていると言っていましたが、きっこさんも「歳時記」は暗記できるまで読み込んだと言っていましたが、まさか自分の身の周りの季節で出来た歳時記を本当に季節ごとに心に置いていた俳人たちが実際にいるのだと目の当たりにしたときは、季語がぶれるぶれないとはこういうことに裏打ちされているのかと頭が下がりました。わたくしは「定点観測」という方法を彼らに教わり、自分が季節ごとに毎日歩く道を、あるいは季節ごとの吟行で歩いて「不易流行」に出会ったり写真を撮ったりして過ごしました。那珂湊でも毎日のように海辺を歩き、市場に顔を出し、平磯から阿字ヶ浦まで自転車で周りました。わたくしの写真はそういう思いで撮られています。句念庵さんのように目障りだとおっしゃる御仁はどうぞ遠慮なくおっしゃってください。なるべく目立たずに目に優しい構図を考慮します。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月08日 20:37)

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