地上大風天上無風春の雲
ハジメ2018さんの上つなぎの三段切れの句だが、良寛さんの「天上大風」のさかしまの昨日は風速10メートルの大風で坂道の向かい風を車椅子押しながら見上げたら青空に「霞む練習」(画家であり俳人でもある糸大八の俳語)をしているような棚引く春の雲が青空に微動だにしないのでお客と地上だけに風が吹いてるねえと話していたが、今朝も大風で帽子も飛ばされるから前籠にしまい二ヶ月続きで電気代の高騰で口座がパンクし不足金を追加に行ったが、駐車場に戻ったら自転車が軒並み倒れていた。東京は風速20メートルを超したそうで、持ち直していた櫻はこの三日の大風で葉櫻と化した。今年の春は異常気象だとお客が言うので異常気象と言われて20年は経つから毎年のことではと言うと、東京の今年の春は今までに無い異常さなのだとTVで言っていたらしい。言われてみれば、
吉野山梢の花を見し日より心は身にもそはずなりにき 西行
という櫻と言えばこの歌と塚本邦雄が絶賛していた吉野の櫻の見頃が東京では八重櫻や枝垂櫻が満開を過ぎて散りかけているに今頃!と驚いたし、岡山の句友が櫻はまだ五分咲きと言っていたのも今年は西の方が寒いのかと思っていたので四月の半ばが身頃の妙正寺川の枝垂櫻が三月終りには満開だったので、震災で上京以来の早咲きに近所の人と足を止めて今年は早いですねえと言い合っていたのだが、言われると確かに四月の七日に、周りが花水木と躑躅だけというのは俳人の季節の先取りよりも暴走してるねえ。
>「坂本龍一てそんなに有名なの?」
わたくしが懇意にしていただいている俳人と画家の句画展が来週から銀座であるので、わたくしも企画者として参加しているのですが、懇意と言っても端的に言えば呑み仲間、それも三人で三升近く呑むので「うわばみ会」と言われるほど浴びるほど呑むので誰も近寄らないのですが、一応プロモーターとして客寄せで奇特なお客に来てもらおうと近所の俳人バル「鱗kokera」に案内状や句画を展示してもらいに行ったらYMOの演奏や坂本龍一のソロピアノの映像を流して追悼していたので、坂本龍一て有名なのですよ~。(*^▽^*)ゞ。