煤逃や清濁併せ吞めぬひと
今日は快晴だったので夜はさぞかし双子座流星群がぶんぶん見られるだろう、願い事は年末ジャンボ宝籤にしようかと冬眠の熊かという着膨れで妙正寺川へいそいそ下りて行けば昼間近所のコンビニで昨夜は電飾に観測を邪魔されたと毒づいていたのが功を奏してサンタはベランダにとりついた泥棒と化して真っ黒だったからよっしゃあと見上げれば鱗雲で一杯ではないか。帰宅して北海道の観測ライブを見るとちょこちょこ流れていたが、願い事をするには余りにも短くて早口言葉でも間に合わない速さなので宝籤で当たるのは無理である。もっとも宝籤で損しない極意は買わないことなので買ったことはない。パー券のキックバックの方が確実か。おいおい。
願ふひまなくて双子座流星群 猫
写真は図書館の「アンネ・フランクの想い出」。冬薔薇でこんな美しい薔薇は初めて見た。