口笛を鳴らせば燕来たりけり
立春だったか映画を見ていたらぷつんと音を立ててメインのパソコンがお陀仏になり、これでNECのLaVieは続けて2台同じ壊れ方をしている。予備のLaVieは使えるが画面が小さいうえに、目が悪いので、映画とJAZZは見られるし聴けても文字の読み書きが不自由で、メールも13.5まで拡大して読み書きしないとタイポだらけで山本リンダではないが困っちゃうわ~、である。NECのLaVieの電源障害の原因はおそらくバッテリー切れを気づかずに使用していると帯電が原因でぷっつんするようなので、intelのCPUが古過ぎてWindows11にアップできない大きな画面のLaVieを丁度もらったのでバッテリーを外して三週間近くかけてメインのパソコンに仕上げている。今日明日でメールを除けば映画とジャズは復旧してきたので後はメールだけだが、疲れたわあ。それにつけてもバックアップを外部ディスクに保存しておいてつくづく良かったわい。わたくしはIT業界には保守エンジニアとして入社したのでコンピュータの修理の長年の経験からコンピュータは過ちを犯す人間が作ったものでソフト(プログラムのこと)はバグ(虫と言い欠陥のこと)だらけでハードは経年変化で壊れることを厭というほど知っているから全く信用しておらず、常にバックアップを取るのが習性になっているので、技術の進歩で世の中は合理的で便利にはなるだろうが、プライベートは不合理で不便な方がいいというアナログ人間である。わたくしが俳句が好きなのも世界で一番アナログな文芸であるからかもね。
>口笛を鳴らせば梅の香りくる ハジメ2018
の句で思い出すのは映画ハワード・ホークス監督『脱出Have and Have Not』(1944)の女掏りのローレン・バコールが釣船の船長ハンフリー・ボガートに言うセリフ「わたしに会いたかったら口笛を吹いて」で、映画初出演のロレバコが25歳年上のボギーを射止めたかのような粋なセリフで二人は翌年の映画公開時に結婚している。この映画は原作がヘミングウェイの小説「持つと持たぬとHave and Have Not」で脚本がウィリアム・フォークナーというアメリカの巨匠で、ハワード・ホークス監督はヘミングウェイに「君の作品で最も駄作と思われる小説を原作にしても傑作映画にしてみせる」と挑発して出来た映画がこの作品で、映画は傑作になったというエピソードがあるそうな。
写真は横浜中華街の春節の龍のランタン。