「冷やし中華まだやってます」と案山子かな
皆さん、こんばんは。
猫髭さんは「わたくしは写真は写真、俳句は俳句で、別々に並べて不即不離を楽しむほうが好きなので」とおっしゃいますが、夕暮れの雑踏を仲良く手をつないで歩いてゆく浴衣の若いカップルの後ろ姿の写真に、花火やお祭りの句を合わせると、なかなかイイ感じの作品になりますよ♪
花火の写真に花火の句とか、盆踊りの写真に盆踊りの句とかは論外ですが、花火に向かうカップルの写真に花火の句とか、動物園の象の写真に明日の遠足にワクワクしている子どもの句とか、写真と句とに時差を設ければ立体的な世界が立ち上がります。
写真も俳句も「一瞬を切り取るアイテム」なので、同じ対象であっても、写真と句とに時差を設けることで、写真の前後の世界まで俳句がイメージさせてくれるのです。