MENU
344,222

スレッドNo.564

両翼がなければ飛べぬ秋の空

皆さん、こんばんは。

猫髭さん、九月の十五夜の「中秋の名月」と十月の十三夜の「後の月」の両方を愛でないと縁起が悪い、というのは、あたしが調べた限りでは、江戸時代後期の吉原の遊女たちが原典です。

当時、九月の十五夜に吉原の遊郭の人気の遊女を独り占めするためには、たいそうなお金が必要でした。
そのため、江戸のバカ旦那たちは、何カ月もかけてお金を工面し、人気の遊女を一晩買占め、一緒に「中秋の名月」を愛で、最高の夜を過ごしたのです。

しかし、これでお小遣いを使い切ってしまったバカ旦那たちは、次は年明けのお正月にしか来てくれません。
そこで吉原の遊女たちが考え出したのが、「九月の中秋の名月を愛でた者は、十月の後の月も同じ場所で愛でなければ縁起が悪くなる」という都市伝説でした。

吉原の遊女らが流したこの噂は、瞬く間に江戸中に広がり、吉原好きなバカ旦那たちは、借金をしてでも十月の十三夜には、同じ遊郭の同じ遊女のもとに通うようになった、というのが、この「片見の月(片月見)」の発祥だと言われています。

もちろん諸説ありますが、あたしが調べた限りでは、この説がすべてと辻褄が合うため、あたしはこの説を有力視しています。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top