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スレッドNo.877

冬薔薇のすがれて君のコサージに

皆さん、ハイヒール句会について訂正があります。わたくしは第9回からの参加だったのでその前の句会は遡って参考までにログしていただけで俳句のいろはもわからなかったので句会に兼題があることも知りませんでしたので第3回から兼題句会になったと思っていたのですが、当季雑詠に混じってやけに初雀の句が多いなあとは思っていたのですが、ハイヒール句会は最初の2003年(平成15年)1月の第1回 新春初句会から当季雑詠句だけではなく、きっこさんが皆さんの俳句の上達のために兼題を決めるという明確な意図を持った兼題句会だったことに今頃気づきました。申し訳ない、「裏第四十四話 寒卵」できっこさんはこう述べていたのでした。

今回(平成16年1月)のハイヒール句会の兼題は、「寒卵」でした。これは、季語の兼題としては、難しい部類に入ります。
途中から句会に参加している人には申し訳無いのですが、ハイヒール句会の兼題は、毎月テーマを決め、少しずつステップアップして来ました。1年前の第1回の時は、「初雀」を兼題にしました。これは、とても扱いやすく、言うなれば、初心者向きの季語なのです。雀は、目に見え、鳴き声が聞こえ、空を飛びます。ですから、その姿を詠むことも、声を詠むことも、動いている状態を詠むこともできます。つまり、一物でも取り合わせでも、類想類句が発生しにくいのです。
しかし、「寒卵」は、目には見えますが、鳴くこともなければ、自分で動くこともありません。
そして、その姿も単色で単純な形をしているので、とても難しい対象となります。そして何よりも、卵と言うものに対しては、ほとんどの人が同じような先入観を持っています。ですから、こう言った対象の場合は、とても類想類句が生まれやすくなります。
今回、「寒卵」を兼題にしたのは、「写生力の強化」と「類想類句の回避」をテーマとしたからです。この2つは、とても密着した関係にあり、写生力がアップすれば、必然的に類想類句を回避できるようになって行きます。

驚くべき水先案内人としての緻密な計画で、各人のレベルに合わせた指導をきっこさんは行っていたのでした。そう言えば「や・かな・けり」の三大切字を覚えるとばかすか俳句が詠めるのでなんでもかでも「や・かな・けり」で詠んでたら、きっこさんから馬鹿みたいに切字に頼ることばかりでなく余韻を残す終わり方も学んでくださいと指導されたことを思い出しました。

というわけで再度ハイヒール句会を兼題句会として位置づけて第一回からタイトルなども訂正しました。
これから参加者も増え、ひよこ組だけではなく句集も出し、結社にも所属している中堅の俳人たちも続々と参加して来ますので、どうぞ御期待下さい。

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