初霜や牛乳瓶の朝の音
>配達の瓶の音つづく霜夜かな ハジメ2018
一読、中八の字余りの句は珍しいなあと思ったら「瓶のね」と「音」を読ませるのかと気づいて、瓶が楽器でない限り牛乳瓶や一升瓶を「ね」と呼ぶのは変だと思う、と同時に二十年前の記憶が蘇りました。
当時きっこさんが女性で俳句掲示板で「有季定型俳句」を提唱して掲示板を始めた頃、自由律俳句の輩がいちゃもん(いわゆる「荒し」ですね」をつけてきて、きっこさんがここは「有季定型俳句」の場なので、御自身の信ずる「自由律俳句」とは相容れないので不毛な論争になるからお引取り下さいともっともな理由を述べても引き下がらないので、言ってわからなければ叩き潰すまでで、俳句はひよこ組でも雑学は豊富なので、そのいちゃもん野郎の自信句とやらに「虫の音(おと)」と読ませる句があったので、あんた何人キャべ人かと日本人だったら「虫の音(ね)」と古来より読み慣わしているのは、「おと」が大きな音響を指すのに対し、「ね」は比較的小さな、人の感情に訴えかけるような音声を云うので、「鐘の音(ね)」「琴の音(ね)」「雁 の音(ね)」「虫の音(ね)」と古来より日本人は外国人には「おと」としか聴こえない響きを自然の言葉として聞き做(な)していたので、虫の「ね」を「おと」としてしか聞けないあんたの耳は日本人の耳ではないロバの耳だと、まず自由律うんたらの前に日本語を勉強しろと一喝したことがありました。
勿論ハジメ2018さんは言われてみれば、でわかるうっかり八兵衛さんです。(*^▽^*)ゞ。