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スレッドNo.1513

建国日弁当の海苔は蓋の裏

皆さん、こんばんは!

>梅ケ枝の餅で一服お石茶屋 句念庵

句念庵さん、相変わらず無難にまとめていますが、「梅ケ枝の餅で一服」と詠んでおきながら、その後に「茶屋」の固有名詞を置いては、何の飛躍もない上に、「梅ケ枝の餅」が季語になりえていません。
ここまでしっかりと描写をしたのなら、下五に少し情景を飛躍させた五音の季語、たとえば「魚は氷に」や「風光る」や「猫の恋」などを置き、しっかり一句を着地させましょう。


>淡雪や木造駅舎残したる ハジメ2018

ハジメ2018さん、「淡雪」と「木造駅舎」の取り合わせは良いのですが、「淡雪」を「や」で切ってしまうと、せっかくの木造駅舎に淡雪が降り積もる景がイメージできなくなってしまいます。
ここは「や」で切らずに、

淡雪に残る木造駅舎かな

と詠み、「淡雪」と「木造駅舎」をひとつに溶け合わせましょう。
このほうが、ハジメ2018さんのイメージにも近づくと思います。


>淡雪をひとつ走りや酒屋まで 兎波

兎波さん、とても良いのですが、最後の「酒屋まで」の「まで」が説明になってしまっていて、もったいないです。
ここは体言止めにしたいので、「●●酒店」とか「●●酒造」とか、五音の固有名詞を考えましょう。
ちょうどいい五音の固有名詞が見つからなければ、

淡雪を走るや酒の量販店

というように、「や」を中七の真ん中に置き、句またがりにするという処理法もあります。
これでも、走った目的が「お酒を買うため」ということは伝わりますし、何よりも説明的でなくなります。
せっかくの良い俳句を野暮にしてしまうのは「理屈」と「説明」です。
この二点に気をつけましょう。


猫髭さん、宮沢賢治の童話で「キッコ」と言えば、やっぱり『風の又三郎』の同級生の「キッコ」であり、スピンオフ作品『みじかい木ペン』の「キッコ」ですね。
読んだことがない人は「青空文庫」で公開されてますので、読んでみてください。
「キッコ」は「吉郎(きちろう)」という男の子のあだ名なので、たぶん「きっ公」と呼ばれていたのが「キッコ」になったのでしょうね。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年02月12日 00:16)

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