星雲の広がるごとく犬ふぐり
おはようございます(^^)
猫髭さんに本歌取りがバレてしまった~(笑)
「星の瞳」って、とても美しい比喩ですね!(^^)
あら珍しや、ラスカルが本歌取りして詠むとは。わたくしは「週俳」で「ホトトギス雑詠選集抄」を頼まれて連載して東日本大震災で中断を余儀なくされましたが、実は虚子の俳句は選句力よりも低く見ていたのをこの一句を見て虚子の俳句が好きになった記念すべき一句でした。イヌノフグリ(絶滅危惧種)とは花は小さくピンク色ですが確かにぷっくらとした果実は子犬の陰嚢のようで笑いをさそうが余りといえばあんまりな命名でなかなか人前でははばかれるが、捨てる神あらば拾う神ありで、虚子の一句は汚名返上の趣きがありました。水色の可憐な花がオオイヌノフグリで虚子が詠んだのもラスカルが詠んだのも「星」「星雲」に喩えているのでこちらですね。千葉県では「星の瞳」と呼ばれるとか、エライ、千葉県民!虚子もこの命名を知って詠んだのかも。
犬ふぐり星のまたたく如くなり 高浜虚子