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スレッドNo.2054

日曜の引けの早きに春の雷

こんにちは(^^)
>一点だけ、「に」に理屈が滲んでしまっているので、できれば「や」できっぱりと切ったほうが、さらに良くなります。
きっこさん、アドバイスありがとうございます(^^)
 辿り着く大和島根に鯉のぼり
今回は、特にこの「に」にこだわりました。
長い海外出張からの帰り、日本の上空へさしかかった、そこには鯉のぼりがへんぽんと翻り、私を出迎えてくれている。やれやれやっと辿りついたなー、やっぱり日本の景色はいいな―と思うと同時に安堵感に浸ることが出来たのでした。大和島根「に」と限定することにより日本への愛着の度を現したかったのです。
 辿り着く大和島根や鯉のぼり
「や」にすると、ちょっと大和島根への思いが散漫になってしまいそう。
如何でしょうか。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年04月17日 16:46)

きっこさん、さっそくの返信ありがとうございます。
中七を「や」で切れば、その前の「大和島根」に詠嘆と強調を置くことなりますから、確かに動きませんねー。合点しました。
「に」も「や」も私の句として大事にさせて頂きます。
お手数をお掛けしました。

引用して返信編集・削除(未編集)

>辿り着く大和島根に鯉のぼり

句念庵さん、この句はとても良い句ですが、唯一の問題点は上五の「辿り着く」の「着く」が、連体形か終止形か分からないところです。そのため、読者によっては終止形と判断し、「辿り着く/大和島根に鯉のぼり」という二句一章と誤読してしまうケースも生まれてしまいます。

しかし、中七を「や」で切れば、上五の「着く」は連体形として固定されますので、「辿り着く大和島根や/鯉のぼり」という明確な二句一章となります。つまり、「動かない句」になるということです。
そして、「や」の持つ詠嘆の余韻が「鯉のぼり」へと流れるので、作者が「鯉のぼり」を目にした時の感動が倍増され、それが読者にも伝わるようになるのです。

>「や」にすると、ちょっと大和島根への思いが散漫になってしまいそう。

とのことですが、俳句の切れ字、とりわけ「や・かな・けり」という三大切れ字は、その切れ字を接続させた言葉への作者の思い、詠嘆や感動を最大限に強調してくれる万能薬です。あたしは「に」より「や」のほうが、遥かに「大和島根への思い」が強調されると感じました。

それから、あたしが「理屈」と言ったのは、作者の「どのように読んでほしいか」という意図が読者に透けて見えてしまうことを意味します。この句の「に」には、句念庵さんの意図が見え隠れしていたので、そこが気になりました。

でも、この句は句念庵さんの作品なのですから、あたしのアドバイスは「そういう見方もあるのか」と思ってくださるだけで構いません。原句のままでもとても良い句なので、句念庵さんが良いと思った形で大切に残してくださいね♪

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