進行性の病気
進行性の病気でなければ、逃げ道もあるのだろうが、アルコール依存症は進行性の病気らしい。
①病的酩酊などもアルコール依存症なのだろう。
アルコール依存症の典型のように思われている部分もある。
そういう場合だと、少量の酒でも飲みだすと、あれこれしでかし、酒が醒めて反省し。
忘れた頃に、酒を飲んで、あれこれしでかし、「酒が体に合わない」そのままだったりするのだろう。
②そうすると、まずは酒を飲んでも乱れぬために一定量を規則正しく飲む努力などというばかげたことを試みたりすることになる。その結果、酒の量が増えて、酒への耐性がたかまり、一見、ただの癖の悪い大酒のみのようになるが、もちろん、進行しているだけである。
ちなみに20歳までの私の酒の飲み方の主流が①であり、20歳から37歳までの酒の飲み方の主流が②である。もちろん、どちらか一方だけということではなく、混交している。
こうして、どんどん私のアルコール依存症は進行し、37歳の頃であろうか、アルコール依存症と専門医に認定されるに至ったのである。
その後、断酒を形だけ試みた後、教科書通りに病状は進行した私は、47歳で、断酒を選ぶことになる。