断酒21年を超えて見えてきたもの
酒をやめ続けて21年を超えた。見えてくるだろうと思ってきたものが目の前にある。
それは、酒という嗜好品の皮を被ったアルコールという薬物の恐ろしさである。
対象の薬物を身体に入れないこと。アルコール依存症でも、他の薬物依存と同じ。
安易に身体に入れれば、回復した多くのものが水の泡と消える。
心の話はほとんどどうでも良い。
問題は脳の中で起こっている。飲んでいた頃のようにアルコールが脳に回れば、安定し回復した心も脆く崩れていく。
再飲酒によって、ソブラエティを失った方々に感謝する。
あなたたちが私の周りにいなければ、私もまた再飲酒に陥っていただろう。
明日は、わからないがとりあえず今日も断酒は続きそうである。
心が問題なのではない。酒を飲むことで脳がおかしな反応を思い出して、むかしの飲酒時代と同じように動き出す。それだけなのだ。
アルコールは禁忌であり、酒類のコマーシャルに溢れるTVなどは不倶戴天の敵であると言える。
なにしろこちらは命懸けなのだ。そう考えた方が良いだろう。
悪魔の囁きをどういなすか?
強迫観念、異常な欲求の突然の出現から、自分をどう守るか?
でも、再飲酒予知はできません。
それは突然起きるかも知れないので。
私は依存体質かも知れません。
欲望、執着の対象によって依存が遷移します。
気がついたら何かに依存していることがあります。
今は甘いものに「依存」しているようです。
幸いにも、今のところ健康や日常生活に支障は出ていませんが。
色々な悪魔があちこちに潜んでいます。
油断しないように気をつけましょうね。