冬空や猫塀づたひどこへもゆける 爽波
投稿日: 2月 1日(日)09時25分49秒
思い切り字余りになっているのですが、それが猫の自由さをあらわしているようで、いいなと思いました。この場合、家猫でも野良猫でもどちらと読んでもいいですね。あと、「湯呑」という句集の
セルの袖煙草の箱の軽さあり
という句が目にとまりました。セルというと、僕らの世代はアニメのセル画が思い浮かぶのですが(^^;)、辞書で調べると、「毛織物の一種。ひとえ・コート・はかま地用」とありました。ということは、ひとえの着物を着ていた、ということのなのですね。ちなみに、作者はルナという煙草を吸っていたそうですが、そのルナがどんな煙草だか調べ中です。