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スレッドNo.30

銀色の釘はさみ抜く林檎箱  爽波

投稿日: 2月 3日(火)09時22分11秒

清水さんのHP,作者からも検索できるとは知りませんで、得した気分です。掲句はその中から一番心が躍った句です。「銀」が手柄ですね。林檎をスパッと切ったときのジューシーな果肉の質感と響きあって、瑞々しい一句となっています。

   親切な心であればさつき散る 爽波

句会で目にしたならば、没のマークを入れてしまいそうな句ですね。好きになった爽波の句だからなんとか鑑賞しようと思いますが、難しいです。ビッグバンのことを考えていたら頭が痛くなる、そんな感じです。遊歩道なんかに両側に植えられていますから、道を譲ればさつきが散るとでもしておきましょう。椿と違ってめしべおしべを残して落ちるさつきには「散る」が相応しいかもしれません。

花に心象を添わせた句に<老ゆることを牡丹のゆるしくるるなり>細見綾子 がありますが、こちらは読むたび涙がちょちょぎれます。きっこさん、細見綾子リクエストしておきます。それから、色がまぶしすぎるので画面を白に変えてくださいますか?じっくり皆様の意見も読みたいので。

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