貧乏ゆすりしてをりぬ
投稿日: 2月 6日(金)22時08分56秒
「貧乏ゆすりしてをりぬ」について、この場合の「をり」は補助動詞の「をり」に助詞の「て」が付いた形で、猫髭さんの仰っているように「貧乏ゆすりす」というサ変動詞に継続の意味を与えているようです。ですから、「貧乏ゆすりしてをり」という動作の継続状態に完了の「ぬ」がくっつくのは、何となく違和感がありますが、「さきほどまで貧乏ゆすりをしていたのが、今はそれももうやめてしまっている」という状態を表現しているのかもしれません。避暑地での無りょう(漢字変換ができません)感の表現でしょうか。なお、助動詞「ぬ」には、存続の意味はないと思いますが。俳句は、文法で作るものではないと思いますが、やや恣意的な解釈は避けるべきでは?